吹雪snowstormと「忘機庵」hermitage(?)

札幌、雪。散歩に出たら、雪は霰(あられ, hailstone)に変わり、激しく体を打つ。パチパチパチパチ。風太郎も目を細め何度か立ち止まった。

私が体験した吹雪。22秒。

散歩復路にさしかかり、吹雪は収まり、藻岩山が少しずつ姿を現わす。

3月10日(土曜日)に発見した「路地的階段」に向かう。

その手前にある空き家に心惹かれる。

いい感じだ。

階段の上に立つと、藻岩山がその豊かな裾野まで一望できた。

この一見何の変哲もないありふれた道が、いくつかの徴候によって私にとっては「路地」になった。

例の「ATELIER」の玄関にはこんな表札も掲げてあった。文字は擦れて読めない。「忘機庵」?もし「忘機庵」だとすると、Googleで検索するかぎり、二件しかヒットしない。そのうちの古本関連の一件によれば、「忘機庵」とは、金子兜太『鴎の海 兜太百句抄』(端渓社 、昭和52/限定300部版 初版 A5版 p99)の撰者の名前である。んーん。何者?

追記。
「忘機」ではなく「忘機」のようです。「忘機」なら、Googleでは一件もヒットしません。