Finnish National Drink?:365Films by Jonas Mekas

日本時間で21日が終わらんとするこの時間(23:30)になっても、メカスの365日映画の21日分、80日目がまだアップされていない。時差の問題だけではないと思われる。

メカスの365日映画の我流の紹介を始めてから、舞台になる国によって、その国からのアクセスが増えることに、新鮮な驚きを感じていた。インターネットならではだと思う。今まではイギリス、オーストリア、フランスからが目立ち、ここ数日はフィンランドやロシアからのアクセスが増えている。

と、ここまで書いて、80日目がようやくアップされた。

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ジョナス・メカスによる365日映画、3月、80日目。


Day 80: Jonas Mekas

Wednesday March. 21st, 2007
4 min. 36 sec.

In a Helsinki bar
a bartender shows
his skills and treats
us with a national
drink.

ヘルシンキのバーで
バーテンダー
見事な腕前を見せ、
国民的な酒を
振る舞ってくれる

他の客の話し声と活きのいいジャズが店内に心地よく響くバーで、メカスとハリー・スタンダール(Harry Stendhal)は寛いだ表情でカウンターに陣取っている。カウンターの中で、長身で金髪の長髪を縛った若いバーテンダーが、グラスと氷を使って手品のような見事なテクニック、芸を披露する。肝心の「国民的な酒」はウォッカ・ベースではなく、スコッチ・ベースのカクテルのようだ。「スコットランドフィンランドが出会うんだ」とバーテンダーが洒落たことを言う。メカスもスタンダールフィンランドの「スピリット(酒精、魂)」にすっかり気を許している様子が声からも窺えて、微笑ましい。

これで、今日のアップが遅れた理由が分かった。スタッフ一同バーで呑んでいて遅れたのだ。これもまたメカスらしい。でも、とにかく365日企画の「門限」はシンデレラの帰宅のようにぎりぎりちゃんと守られた。