情報文化論2007 第2回 復習

受講生の皆さん、今日の講義はどうでしたか。まず皆さんの許可を得て撮影した写真を公開します。



私の方からは、皆さんの様子はこんな風に見えているわけです。

今日は、雑談で始めたインターネットの話しが思わず長引いてしまいましたが、内容的にはかなり面白かったのではないでしょうか。Second Lifeに関しては昨年夏に書いたエントリーを参照してください。

2006-08-22 [思想]Second LifeとThinking Machine 4

情報技術の最先端で起こっていることについては、今後も折に触れて話しますね。

さて、肝心のレジュメの解説については、「1DNA、2ビッグバン理論、3情報生命の誕生、4エントロピーと秩序の形成」まではなんとかフォローしましたが、その先、「5生命とは何か?、6生命系の中の情報編集、(そして次回への橋渡しになるはずだった)7ヒトの誕生」については超特急になってしまったので、次回、そのあたりから再開しますね。

今日のところは、熱死に向かう宇宙の辺境で「カオス→ゆらぎ→秩序」という真逆の奇跡的なプロセスが生じ、その結果誕生したのが、コインの裏表のような情報と生命であり、その不思議な起源の不思議さの印象を忘れないようにしてください。ひと言でいえば、「情報生命」と呼ぶしかないような原初の秩序がおそらく多くの偶然が重なって形成されたのでしょう。とにかく宇宙も生命も不思議なんです。ただ、一旦形成された原秩序としての情報生命は、地球上でヒトにいたる生物の進化を遂げますが、それはとりもおさず情報の進化でもあるわけでした。

次回は、ヒトの誕生にいたる生物進化=情報進化の具体的なシナリオを追って、「脳」を舞台にした人類史の序章に入ります。