エゾエンゴサクだった

札幌、晴れ。暖かい。青空の色が薄い。

藻岩山。雪は見えない。

道端のこの葉が気にかかっている。名前はまだ知らない。

原生林の奥に点在する青紫の花を再び36倍ズームで撮る。エゾエンゴサク蝦夷延胡索, Corydalis ambigua)のようだ。

あるお宅の広い庭の奥に青紫の花が見えた。36倍ズームで撮った。ムスカリ(Muscari armeniacum, Grape hyacinth)のようだ。

近所の道端に咲く極小の花は、mmpoloさんが教えてくださった通り、ハコベ繁縷Stellaria media)だった。

自宅裏山の林から珍しい鳴き声が聴こえた。地鳴きなのかさえずりなのか判断できなかった。鳴き声の主を探すと、いた。久しぶりに見るシメ(蝋嘴Hawfinch)だった。『フィールドガイド日本の野鳥』によれば、シメの「地鳴きはチチッまたはツツッ、キチッ等と鋭い声で鳴く、飛びながらスイーという声も出す。さえずりはあまり聞かれないがツツツ、ツイチヒー、ツツツとチューピッピッピー、チイッチイッという記録がある」(292頁)そうだが、私の耳には「チューピッピッピー」と聴こえた印象が残っている。シメを確実に見たと言えるのは、これで4月4日以来、通算四度目。