蝦夷の小林檎に紋白蝶が群れていた

札幌、晴れ。暑い。

藻岩山。緑がどんどん濃くなっていく。今朝も蝉の合唱はテンションが低かった。

金のラメが施されたような菖蒲(あやめ)の花弁。

まだ名が知れぬ茎が細いネギのようなピンクの蕾が開きかけていた。表面の薄い膜が破れて中の花弁が飛び出したように見える。

タンポポ公園ではラクダとライオンとゾウとカバが会議をしていた。ゾウが実寸大だったなら、と一瞬想像する。フレームの外、右側に蝦夷の小林檎の木が二本ある。花はとうに散ったのに、なぜかモンシロチョウがたくさん群れていた。ちょっと幻想的だった。

名も知らぬ雑草が背後の壁をキャンバスに描いた絵のように見えた。

アスパラガスは優に1メートルを超えた。背後の木がちょうど1メートルほど。一日で10センチくらい生長している。