夢のなかの亡き父の面影は

メカスの365日映画紹介が今日で300日を迎えた。個人的に切りのいいこの日をメカスの好きな白ワイン、といっても私の場合はコンビニで買った廉価な代物だが、で祝いながら、昨夜見た夢のことを考えていた。

夢のなかで、「私」は若い父が満面の笑顔を浮かべてはしゃいでいる姿が映るビデオを見て、驚いていた。こんな楽しそうな父の様子を生前には見たことがなかったなあ、記憶に残っていないだけなのか、と夢のなかで「私」は思った。

目が覚めてからも、あの父の姿は何を暗示しているのか、とても気になった。もしかしたら、私の子供達は私が本当に楽しそうに生きている姿を見たことがない、あるいは記憶にないかもしれない、と不図思った。イマーゴ......。

（Tin Hat Trio, BOOK OF SILKを聴きながら。）