思いと言葉の間で遊べますか

自分が直面している現実とそれに対する思い、そしてそれらと言葉との間には、いつも距離がある。深淵がある、と言ってもいいかもしれない。でも、だからと言って、そのことを嘆く言葉を発することは、その距離や深淵を曖昧にすることになりかねない。甘えちゃいけない。いつの頃からかそう思うようになって、そのことでは嘆かないようなった。そして、むしろその距離と深淵を計る、測るのを楽しむようになった。

自分が発する言葉、書く文章が、現実や思いとどれくらい離れているかを、なんて言ったらいいのか、「正確に感じとる」こと。その距離感さえちゃんとつかめていれば、自分を離れて行った言葉や文字がどう受け取られようと、どうにかなる。これは理論というより、経験知というか体験知のようなもの。

もちろん、現実や思いをできるだけ裏切らないように言葉をつないで行けるようになったほうがいいとは思う。そのためにだけでも、ブログをやり続けることには大きな意味があるよなあ、などと今朝通勤途中にふと思った。