番外編1:居酒屋「大吉」における白熱した「暑苦しい議論」

(大分方面からの「アンコール」に応えての特別番外編です。)

A:ブログはコミュニケーションのための一つのチャンネルにすぎない。そのことを踏まえた上で、他のチャンネルとの関係も配慮しながら、ブログではどこまで情報を発信するかしないかということをきちんとコントロールしなきゃね。

B:今は、ブログに対するとてもナイーブな姿勢と非常にプロフェッショナルな姿勢とが混在しているよね。生活をほとんどそのままさらけ出すような場合から明確な目的のために絞り込んだことしか書かない場合にいたるまで、千差万別だね。そこが面白いところでもあるんだけど。

C:ブログでは書けないことの方が圧倒的に多いわけだけど、書ける範囲内で書いたことが、関心を喚べば、実際に会って話してみたい、ということにもなるしね。

D:でも、時間の経過を考えに入れればさ、ある時点では書けないことも、後には書けるようになるわけでさ、そういう意味では、その「書けなさ」、「語り得なさ」というのは大したことないよね。もっと深い「書けなさ」、「語り得なさ」ってあるような気がするんだ。

E:なんか、ウィトゲンシュタインみたいな言い方だなあ。でも、面白そう。そうか、真に語り得ないものって、自分にも見えていない自分自身のことね。それに気づく為にも、実際に会うことが大事なことなんだ。

F:でもさあ、それくらいの語り得なさなら自分を分裂させて克服しなきゃ駄目なんじゃないの。実際に会えばいいってもんでもないと思うよ。自分の中での対話を深めるのが先決なんじゃないかな。

G:いやあ、とにかく、会いたいって思った時がチャンスなのさ。そのタイミングを逃さないことが大事。HASHIも言ってたじゃない。「人生はタイミング」、「タイミングがすべて」ってさ。

H:っつーか。本とかだってさあ、あれ読みました、これ読みました、ってやっているうちはまだまだだよね。それに、本を書く、出すっていう発想も古いよね。現実の舞台と素材を使って本に書かれるような物語を現実に展開、進行させられるかってことが肝腎なんだよ。それをサポートするメディアとしてウェブっていまのところ最適なんじゃないの。

A:何ピントずれたこと言ってんだよー。空気読めよ! そうじゃなくてさ...

(延々と続く)

店主:もー勘弁してくださーい。閉店なんすっよ。

皆:りょーかーい!