カタツムリとの対話



玄関先にカタツムリ(未同定)がいた。今年もカタツムリの季節がやってきた。昨年の今頃はミスジマイマイをよく見かけた。無駄とは知りつつ、対話を試みる。何か感じたのか、眼のある長い方の触覚をこちら向けたが、すぐに真っすぐ前を向いて移動し始めた。面を離れることなくゆっくりと移動するカタツムリは、なんて狭い世界に生きているんだろうとあなたは思うかもしれないが、果たしてそうなのか。むしろ、カタツムリたちはわれわれが囚われている空間とは次元の異なる見えない空間を限りなく自由に生きているのではないか。それが証拠に鬱になったカタツムリを見たことがない。


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