人間ドック、G7


ハナ。昨日の朝、人間ドックのために病院に向かう途中、車の中から声を掛け、ケータイカメラで撮った。病院ではパンツ一丁の上からつんつくりんのパジャマみたいなみっともない専用着を着せられて、一般の外来患者に混じって、あちらこちら移動して各種診断を受けた。合間合間に『Coyote No.39 特集スペイン彷徨』(asin:488418226X)と木村紀子『原始日本語のおもかげ』(asin:4582854826)を拾い読みした。コヨーテでは坂口恭平さんの連載「ハロー!ワークス 現代の生業カタログ 9」が断然面白かった。月収0円、食費0円、貯金0円、医療費0円、そして趣味は「自然(一本の木を見るだけで数時間過ごせる)」で、体調も「良好(路上で暮らすおかげでより健康的に)」だという代々木公園を住処とする完全無職Tさん(59歳)の底抜けに楽天的な賢者のような生き方こそ、現代都市文明の真っ只中における「巡礼」にほかならず、人間ドックに入るなんてなんて惨めで不健康なの、と言われているような気がしたのだった。



昨日、修理に出していたG7がちょうど一週間で戻って来た。ズームレバーバネ、光学/ファインダーユニットの部品交換等でしめて1万2千円也。レンズが新品になったのは嬉しかった。なぜか内部に入り込んだゴミがどうしても取れなかったから。修理に出す直前、札幌中央郵便局の近くで信号待ちしているときに撮った煙突の写真がSDカードに残っていた。