アベックは死語?

前々回の講義で、四国八十八ヶ所巡礼の話題の中で私が「若いアベックも結構いるんだよ」と口走ったのを聞き逃さず、「先生、アベックは死語ですよ:)」と指摘してくれた人が数人いました。(ありがとう)。実は我が家でもある時私が何かの話題で「アベック」という言葉を使った時に高校3年生の娘に「アベックって何?」とすかさず聞き返されたのをすっかり忘れていました。その時、アベックはフランス語で「avec=with=一緒」という意味で親密そうな男女を傍から見て指す時に使うんだぞとか講釈したのですが、娘は「あっ、そう」とほとんど無反応で、「そうか、今は『カップル』だよな、『アベック』を普通に使う世代は40代までかな……」、などとフォローしたのでした。そんなことをすっかり忘れて講義では思わず自然に若い男女のカップルのイメージを思い浮かべながら「アベック」を使ったのでした。でも、「先生、アベックは死語ですよ」と指摘してくれた人は「アベック」の意味=使用法が分かっているから、そう指摘してくれたわけで、家の娘と同じで「アベック?何、それ?」と一瞬ひっかかりはしたものの結局聞き流した人が大半だったのではないかと後で思ってぞっとしました、というのは大げさですが、実際どうでしたか?アベックが死語になる世代って何年生まれくらいからなのか非常に興味があります。「アベック」なんて言葉全然知らなかった人がいたら、匿名でいいですから、生まれた年を明記して是非コメントしてください。あるいは同世代の周囲では全く使われないけど、何らかの理由で知ってる人も、できればその理由を添えてコメントしてくれると嬉しいです。