一人で朝食をとる時、私には密かな楽しみがある。濃いめの熱いコーヒーを入れ、熱々のトーストに本当はバターを塗りたいが、マーガリンで我慢して、そして、酸味のある果物のジャムも大好きだが、実は一番のお気に入りのメイプル・シロップをたっぷり塗る、というか、垂らして、シロップがトーストの縁から滴り落ちそうになるのを、おっとっと、といいながら、頬張り、口の周りについたシロップを舌なめずりする。至福の瞬間。
我が家では「健康」のため、バターは基本的に禁止されている。先日のオムレツ作りでバターをたっぷり使ったのは例外中の例外。そしてメイプルシロップも基本的には準禁止項目にリストアップされている。その理由は糖分と値段の高さである。
基本的にその日暮らしで忘れっぽい私は財布の中身とだけ相談して、スーパーなんかでうっかりメイプルシロップに手が伸びたりする。そして、気づいたときには、準禁止項目から純然たる禁止項目にいたる品々が、買い物かごのなかに入っている。やばい、でも食べたい、やばい、でも食べたい、という激しい葛藤の末、心を鬼にしてやむなく一品にまで候補を絞り込む。一品だけなら許されるだろうという計算も働いているからだ。
昨日の朝、一人の食卓でトーストの上に思う存分たっぷりと垂らしたこのメイプルシロップは、そうして購入したものだった。これは近所のCOOPで購入したのだが、ラベル右下の「カナダNo.1ミディアム」の意味が未だに分からない。
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今朝の札幌も晴れ。無風。散歩コース界隈は静寂に包まれ、時折ハシブトガラスたちの声が響き渡る。
青空を背景に北風に軽ーく掃かれた雲が美しい。
猫かキタキツネの足跡。区別がつかない。そういえばしばらくキタキツネを見ていない。
このツララの造形にはたまげた。すごい。奇跡的。
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a video letter to friends No.2 (38sec.)
beautiful day
（注意：YouTubeのサーバが毎日非常に混み合っているせいか、アップしても見られるようになるまでかなり時間がかかるみたい。昨日、見ようとしてなかなか見れなかった人、ごめんなさい。今日のビデオも、すでに「Status: Live!」になってるんだけど、「今（11:30)」まだ見れません。もうしばらくご辛抱を。）
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家族のいない一人の朝食二日目。
フライパン返しを使わなかったせいで目玉焼きは外側の白身が崩れ、ウィンナーを焼いている間にとろけるチーズを乗せたパンは縁が焦げた。野菜サラダはレタスはまだしもカラー・ピーマンまでも包丁は使わずに手で千切ったので見栄えが悪い。背後に控えるのは向かって左側から「瀬戸のほんじお」、「ブラックペパー」、「深煎り胡麻ドレッシング」、そしてまた「メイプルシロップ」。チーズ・トーストにメイプルシロップ？と思われるやもしれぬが、まずチーズがのっかっている部分から食べ始めて、最後の締めとして残った端っこ部分に垂らして食べるのだ。これが堪らない。家族がメイプルシロップの減り具合に気づかないことを祈る。
