もう二年くらいになるだろうか。ブログ経験でも人生経験でも大先輩の敬愛する南無さんのところで、じゃこしか爺さんの存在をはじめて知って驚いたのは。私の亡父と同世代で、しかも同じように樺太から引き揚げてこられた方だった。じゃこしか爺さんの「思い出話」を読むたびに、父の口からは直接聞くことのできなかった話を聞いているような感慨を覚えるのだった。これもまたブログの僥倖である。
南無さん経由で、じゃこしか(麝香鹿)爺さんが76歳の誕生日を迎えたことを知った。おめでとうございます。
- 「誕生日は冥途の旅の一里塚なのか」(『南無の日記』2008-08-18)
- 「誕生日(76歳)」(『昭和ひとケタ樺太生まれ』2008-08-18)
ふと気がつくと、お二人の思い出話をめぐるやりとりに耳を澄ましている、「めくるめく子供時代の夏」の私がいた。
- 「裂断するもの達。」(『南無の日記』2006-07-19)