風太郎が食べる草を引き抜いてみた

札幌、曇。湿った風がときおり強く吹く。昨日の予感通りに今日は雨になりそうだ。散歩にでると、すでに細かい細かい霧雨が降っていた。気持ちいい。風太郎は朝飯に口を付けなかった。体調は一進一退を繰り返しているが、全体的には上向きのような気がしている。私の腰も一進一退。

サフラン公園の東屋でシャチホコのように身体を逸らす運動に没頭するクイーンに出会う。挨拶するタイミングを逸する。サフラン・クラブの二人の方が風太郎に声をかけて下さる。風太郎の体調のことなどちょっと世間話をする。「フーちゃん、がんばって、散歩するんだよ。バイバイ」

今朝も風太郎は空き地と廃屋のある一角の道端でキクイモらしい草の葉っぱをすこしだけ食べた。すぐ傍に生えるヒレハリソウやフキの葉は臭いをかぐが決して食まない。キクイモらしい草が本当にキクイモかどうか確証を得ようと思って、上部が枯れた一本を手で引き抜いてみた。地下茎は途中で切れた。塊茎と分かる部分は見られなかったが、塊茎が出来てもおかしくない形状だと感じた。


とある家庭菜園でダイコンと枝豆が目に留まる。作物界は収穫の季節だ。さて、私は何を収穫しようか。ちなみに、風太郎はダイコンの葉にも枝豆の葉にも見向きもしない。どうやってキクイモらしい草の葉を選ぶのか。キクイモだとしたらその多糖成分「イヌリン」を嗅ぎ分けているのだろうか。