これは主に学生さんたち向けの情報です。
「三上さんがやろうとしてることは、ウェブじゃ、無理、無理、ムーリ」などと、ウェブに恋する純情な私を、美崎薫さんがいじめるのを見かねたウメちゃんこと梅田望夫さん(id:umedamochio)が、三上さんがウェブという荒野で目指しているのは、例えば、こんな感じでしょ、と、なんと「ウェブブック」なるものを公開してくれた。
- 「ウェブブック」『生きるための水が湧くような思考』(梅田望夫著)http://www.mochioumeda.com/musings/
魂消(たまげ)た。感動した。札幌シュポに参加予定の皆さん、特に学生さんたちは、必ず見といてください。7月30日にはウメちゃんのエージェントとして活躍してもらう「本」です。ご本人がふらりと顔を出してくれる可能性は限りなくゼロに近いでしょうから。
こうして札幌シュポはブログ上で、ウェブ上で、もう始まっていたわけですね。そこには昨日あたりから、美崎薫さんもちゃっかり参加していたわけです。金城さんなんかは、もう十分なんじゃない、という気分さえ発散してるよね。
でも、でも、ウェブ上でできることには限界があるわけでね。北海道の綺麗な空気は吸えないし、美味しいものは食べられないし、お互いにハグもできないからね。そうするためだけにも、会いに来てほしいなあと心底思っています。難しい話、抜きでさ。でも大事な話はしたいけどね。
ところで、私をウェブの恋路に誘った超本人は何を隠そう、周知のようにウメちゃんなわけです。札幌シュポ旗の左上の「BOOK」のイラストにはちゃんと『ウェブ進化論』(MU)とあるのに気づいてくれた?その恋路を邪魔しようとするのが美崎薫さんという基本的な構図です。そこに、金ちゃん(id:simpleA)、坂ちゃん(id:keitabando)、ファジーちゃん(id:fuzzy2)、陽ちゃん(id:pho)、id:kany1120さんが複雑に絡んでくるという応用的な構図があるわけですね。私の主観的な見方だけどね。
でも実は、ウメちゃんは本に浮気してるんじゃないかなと私はずっと感じていたわけです。ところが、ほんとはそうじゃなかった(らしい)。(「目に見えるものを見ていてはだめだ、心の声に耳を澄ませば、見えないものが見えるかもしれません。」)本とウェブの新しい出会いというか融合というか、その辺、まさに荒野だよね、そこで色んな可能性を探っていたわけですね。そして生まれた「ウェブブック」は一方を選んで、他方を棄てるというぎこちないやり方じゃなくて、両方を繋いで生かすという目からウロコの柔軟なやり方ですね。それをどう見るかという点も面白い論点になるだろうけど。とにかく、今回の札幌シュポの一大テーマである「本とウェブの関係の将来」について、ウメちゃんはひとつの解答を提示してくれたと私は受け取っています。
最近、くまさん(id:unknownmelodies)が絶妙に命名した「ウェブ開拓(論)」という言葉が眼前でちらついています。ウェブ開拓民。