環境

崖っぷちの世界:ジョナス・メカスからのメッセージ

World on the Edge, from Jonas Mekas' diary, April 16, 2011 ジョナス・メカスの4月16日の日記にアップされたビデオ・レター。陽光のなかで桜の花と樺の花が風に揺れる。ブルックリンの春を謳歌するメカス。道端の石を「美しい」と愛でる。「この美しい惑…

Jonas Mekas @ Oil Kills Poets Spill

ジョナス・メカスの10月17日の日記に‘Oil Kills Poets Spill’と題したビデオがアップされた。説明はない。珍しくYouTubeに投稿されたビデオなので、ここでも共有しておきたい。 「原油は好きだよ。原油に罪は無いんだ。罪深いのは人間さ、、」とジョナス・メ…

パトリック・ブラン(Patrick Blanc, 1953–)の垂直庭園

Patrick Blanc's homepage Casa BRUTUS NO.112 July 2009(MAGAZINE HOUSE)asin:B002B9UCW4 の環境をテーマにした特集で、フランスのパトリック・ブラン(Patrick Blanc, 1953–)という左手親指の爪を悪魔のように伸ばした怪しげな面白い男が取り上げられて…

旧ポリーシャ・ホテル最上階のシラカバ

先日、チェルノブイリ原発事故によって「消えた」村からの報告(「朝日新聞」、2009年4月18日〜24日まで6回連載)を取り上げた。 水の精霊(2009年04月25日) その後4月29日に、同じ取材者(ルポ:国末憲人、写真:小宮路勝)によるエピローグ的報告「朽ちる…

グールドの鳥打ち帽:坂本龍一のグリーンランド旅日記(travel itinerary)から

昨年、グレン・グールドのコンピレーション盤をつくる機会があって、70枚あるんだけど、彼の録音を全部聴き直した。同時にグールドの本を読んだりもした。グールド自身は北極圏へは行っていないんだけど、彼は、北にあこがれ、北をめざしていた人だった。行…

バイオマスのコップからコンサートの背景へ

バイオマスのコップ楽屋のテーブルの上には3本のソフトドリンクのペットボトルとプラスチックのコップが用意されていた。スタッフの一人からそのコップを手渡されたときに、「あれ?」と思った。よくあるプラスチックの硬質の冷たい手触りとはまるで違って…

北海道の蜂群崩壊症候群(CCD)の事例(2008年6月)

北海道議会議員の広田まゆみ氏によれば、2008年6月に養蜂協会は道に被害防止の要請を行った。被害の実態はこうである。 協会によると、空知、上川、留萌管内等の水田地帯を中心に、6月のイネドロオイムシの防除、7〜8月のカメムシ防除の農薬散布時期にみ…

銀座ミツバチプロジェクトの背景

朧げな記憶の中から、社民党本部の入っている社会文化会館の屋上で一所懸命にミツバチを飼うひとりの男の姿が浮かび上がって来た。あるテレビ番組を見たときの記憶である。一昨年だったろうか。 悪魔の新・農薬「ネオニコチノイド」―ミツバチが消えた「沈黙の…

蜂群崩壊症候群(CCD, Colony Collapse Disorder)

ハチはなぜ大量死したのか 光栄なことに、文芸春秋の下山進さんから三冊目の新刊本が届いた*1。ローワン・ジェイコブセン著/中里京子訳『ハチはなぜ大量死したのか』。原書は昨2008年9月にアメリカで出版された。原題は「実りなき秋」(Fruitless Fall)、…