2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

キバナコウリンタンポポ、ムラサキツメクサ、オオハナウド

札幌、晴れ。昨日よりも暑かった。道端ではタンポポの花は終わり、丸い綿毛が目立つ。同じキク科の黄色い花が数種目につくが、一瞥しただけでは何だか分からない。 これはキバナコウリンタンポポ(黄花紅輪蒲公英, Hieracium pratense Tausch.)のようだ。赤…

人生交歓

「千葉にも来てよ」のナルちゃんの呼びかけに、全国から職業も年齢も住む場所もばらばらの26人が集まった。正式名称「千葉シュポシュポ」に参加した人たちの感想を記したエントリーに目を通しただけでも、その楽しさが生き生きと伝わって来る。 「シュポ顛末…

カタバミ、ヒレハリソウ、ハコベ、ゾウムシ

札幌、晴れ。朝から暑かった。 道端にカタバミ(傍食, 片喰, 酢漿草, Oxalis corniculata)が。 原生林で目立つようになったヒレハリソウ(鰭玻璃草, Comfrey, Symphytum officinale)。通称は英名のコンフリー。可憐な花とは対照的に茎や葉は棘のような固い…

Alternative File Formats for Storing Master Images of Digitisation Projects

私が熱に浮かされている間に、id:simpleAさんが主導する画期的な翻訳プロジェクトが始動していた。日本が致命的、絶望的に立ち後れてしまった書籍電子化、その世界的動向の一端を知るための必読文献ともいうべき論文、オランダのハーグにある王立図書館が行…

植物的感覚

体調を崩して感じていることは、身体の二系、内臓系と体壁系で言えば、後者の動物的運動=感覚系の働きが極端に鈍り、前者の植物的感覚が目覚めたということである。植物になったような感覚。天と地の両極に身体が引き延ばされた、引き裂かれた感覚。その中…

白鍵と黒鍵の間に

音楽は身体を使った優れた回想の芸術だと思う。ピアニストは白鍵と黒鍵の間にその回想の道を探る。 白鍵と黒鍵の間に―ピアニスト・エレジー銀座編作者: 南博出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/05メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 36回この商品を含む…

回想と眠り

ひさしぶりに、レイナルド・アレナスの自伝『夜になるまえに』(asin:B0000A4HRN)を読んで、ジュリアン・シュナーベルによる映画(asin:4336039518)も観て、改めて三木先生に教わった生命記憶の回想ということを考えていた。 「胎児の変身劇に生命記憶をた…

タニウツギ?

札幌、薄曇りのち晴れ。朝のうち湿度が高く、重たい空気が体にまとわりつく感じで、ちょっと息苦しかった。今朝の散歩では無理をせずに同じ路を往復した。 空き地でハナダイコン(花大根, Dame's rocket, Hesperis matronalis)の団扇(うちわ)状の果実が目…

ヤグルマギクだった

札幌、曇り。一瞬、藻岩山の頂上付近が雲間から見えた。 未同定のままだったこのサファイア色の花はヤグルマギク(矢車菊, Cornflower, Centaurea cyanus)というキクの仲間だった。江別市在住のGさんというアーティストがわざわざお手紙で知らせてくださっ…

写真が撮れなかった

原生林のオニグルミの枝がずいぶん伸びて、通りの半分を越えた。いい感じだ。札幌、雨。一週間ぶりの散歩。藻岩山は雨に烟って見えなかった。まだ鼻炎が残っている。体が浮ついている。体が厚い壁のように感じられた。いつものように、すーっと外界に入って…

夜になるまえに

山崎さんが、死という究極の「別れ」を念頭に、日々積み重ねられてゆく小さな別れの重みについて書いている。必ずやってくる「別れ」までの時間を一刻も無駄にせず有意義に過ごすべし、と。 「やってくるものなのだが」(『Fere libenter homines id quod vo…

夢のような出張から戻って寝込んだ

出張から戻った月曜日からひどい熱が出て、耳鼻咽喉の粘膜が腫れ上がり、意識朦朧として寝込んでいました。ようやく熱も下がり、今日から仕事にも復帰しました。まだ本調子ではありませんが(喋ると、鼻水が垂れてきたりして、息苦しくなるなど)、少しずつ…