世界
先日、田中光花園で風に揺れる姿が気に入って購入した植物を誤ってルリハッカと記載したが、正しくはセイヨウフウチョウソウ(西洋風蝶草)だった。なんとなく違和感が残っていて、調べ直して、判明した。田中さんの、蝶がとまっているようでしょう、と言っ…
藻岩山(Mt. Moiwa)と深紅の薔薇 藤原新也『西蔵放浪』の中に、「大変すてきな山の名前」の話が出てくる。赤い旗に生き神様ともども故郷を追われ、まるで「出エジプト記」を彷彿とさせる過酷な放浪を余儀なくされたチベット人の一団にとって天国に通じる霊…
「大水槽を眺めながら眠る『えのすいクラゲナイト』」(『メレンゲが腐るほど恋したい』2009-05-07) メレ子さんのレポートにはいつも感心する。根っからひねくれた私はいわゆる観光地などを訪れても、観光スポットから外れた場所ばかりに足が向いてしまい、…
坂本龍一さんがBBC NEWSの記事「Top scientist's fears for climate」における「世界はすでに気候変動の危機的状態に突入した」というJohn Holdren博士の指摘を受けて、次のように書いている。 これがぼくの実感に近い。 地球シミュレータで2050年ごろに…
[keyword:厚田村:map]厚田村 今日は、家人と数年ぶりに石狩河口に出かけました。葦の生い茂る河口付近の岸辺を散策したり、石狩灯台周辺のハマナスなどの海浜植物散策路を歩いたりしました。ハマナスは時期外れで花はほとんど見られませんでしたが、青々とし…
私にとって「食の道」の師匠である『親父の口福論』のjimihen-2さんが三泊四日の上海旅行から戻られて、上海点描シリーズのようないつもの写真と通底する味のある写真をご披露なさっている。感心。 2006年08月19日「上海そぞろ歩き NO. 1」http://jimihen2.e…
『すばる』9月号に菅啓次郎さんによる独特の強度に満ちた文章が掲載されているのを見逃すところだった。 菅啓次郎「海と島の反転から生まれる詩」(『すばる』9月号 p.457) これは先月何度か「会社」と「世界」の未来形という文脈で言及した今福龍太吉増剛…
イスラエルの地上軍がレバノンに侵攻したとマスメディアで報道された今日、早速田中宇さんのニューズ・メール「大戦争になる中東」が届いた。同じ内容の記事はここで読めます。 田中宇の国際ニュース解説 2006年7月23日 http://tanakanews.com/ マスメディア…
一昨日の萱野茂さんの追悼ドキュメンタリー番組(NHK教育ETVシリーズ)を観ましたか。二風谷ダム訴訟での粘り強い活動、世界の少数民族の共同戦線構築の活動、旧土人法廃止とアイヌ新法成立にいたる活動、アイヌ初の国会議員としての活動、そしてもちろんア…
昨晩遅くに池澤夏樹さんのメール・マガジン「異国の客」の「053スコットランドの縁ふたつ その1」が何かの符号のようにして届きました。「符合」というのも、それは池澤さんがエディンバラで萱野茂さんの訃報に接した時のことから始まっていたからでした。…
はてなの近藤淳也さんの本を推薦します。「へんな会社」のつくり方 (NT2X)作者: 近藤淳也出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2006/02/13メディア: 単行本購入: 62人 クリック: 1,985回この商品を含むブログ (1100件) を見る私が数あるブログのうち直観で選んで…
朝日新聞の日曜コラム「水/地平線」(7/9)に関本誠氏が興味深い報告「サラエボ」を寄せている。 まだ耳新しい流血なしのモンテネグロ独立を祝う式典が13日古都ツェティニエなどで開かれる。しかし、20万人の犠牲者を出したボスニア紛争を最前線で取材し今…
ご覧のように、いつの間にか、仕事の合間にMy Life Between Silicon Valley and Japan(梅田さんのブログ)を覗く習慣が身に付いて、恥も外聞も性懲りもなく、記事の内容に「噛み付いて」、なんとか消化しようとしています。そうする背景には、「情報倫理」…
追記:萱野茂さん追悼「神の視点」で世界を見るとはどういうことか、政府や企業の世界戦略とは根本的に異質な望ましい世界観とは何か、その具体例が、北海道で暮らす私たちの非常に身近なところにあります。坂本龍一さん経由で辻信一さんによる萱野茂さんを…