2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

検索不可能性と沈黙

港千尋「検索不可能性」、『現代思想 2011年1月号』 写真家の港千尋はグーグルのような検索産業が実現したものは、畢竟、検索可能なものを検索する「パズル」のようなものにすぎないと喝破した。もちろん、それは人間の知的活動のかなり深い一面、つまり生き…

中野さんと雪だるま

サフラン公園の東屋に中野さんがいた。おととい作った雪だるまは跡形もなかった。中野さんと話しながら、新しい雪だるまを作って置いた。中野さんは私が写真を撮る気配を感じとってそっぽを向いた。

スズメ(雀, Tree sparrow, Passer montanus)

手に馴染む写真集、グレゴリー・コルベール『羽は火へ』

feather to fire - ashes and snow 大型書店の写真コーナーに並ぶ数多くの写真集の中でも一際異彩を放つ小さな写真集『羽は火へ(feather to fire)』。つい最近までこれがトロント出身のグレゴリー・コルベール(Gregory Colbert, born in 1960)の写真集で…

イカルを見た

マサキ(柾, Japanese spindle, Euonymus japonicus) イカル(斑鳩/鵤, Masked grosbeak, Eophona personata) 昨日作った雪だるま イチョウ(銀杏, Ginkgo, Ginkgo biloba L.) ヒイラギ(柊, Holly olive, Osmanthus heterophyllus)

street view

雪だるま

frozen drop サフラン公園の東屋でひと休みした。中野さんも苅谷さんも来なかった。小さな雪だるまを作って置いた。 snowman icicle graffiti

思考の夢 my thought-dreams

... Say okay, I have had enough What else can you show me ?And if my thought-dreams could been seen They'd probably put my head in a guillotine But it's alright, Ma, it's life, and life only. See all ... OKだよ、もうたくさんだ 他に何か見せ…

ページの上に川が流れ、道が走り、未亡人がいることがある

和文と違って欧文の場合は単語と単語の間の空間、ワードスペースがあるため、組版の仕方によっては、白みが縦方向につながる場合がある。それまで横方向に流れていた視線が突然縦に流れ落ちる。欧文の組版の基礎的マナーとしてはそれはできるだけ回避すべき…

street view

ツグミ(鶇, Dusky thrush, Turdus naumanni)の群れ ミュンヘン大橋(the München Bridge)

What Are You Doing the Rest of Your Life?

バラ(薔薇, Rose, Rosa) ヒイラギ(柊, Holly olive, Osmanthus heterophyllus)

ジョナス・メカス、アンソロジー・フィルム・アーカイブズについて語る

Jonas Mekas On Indie Film Haven Anthology Film Archives(By Billy Gray on The Feast Jan 13, 2011) The Feast: Jonas Mekas On Indie Film Haven Anthology Film Archives(Jonas Mekas' Diary Jan 13, 2011)

この世の誰も知らない花

かつて詩人の辻征夫(つじゆきお、1939年–2000年)は「キリンナツバナ」という名の「この世の誰も知らない」花を同名の詩に詠った。 おれはおれでなっとくするまで 眺めているともいえないキリンナツバナ この世の誰も知らないキリンナツバナ 辻征夫「キリン…

street view

手紙の消息

平民さんの「手紙」。 手紙(「平民新聞」2010-12-31) 白い紙に手書きの黒い文字が並んでいる、ただそれだけで素敵だ。暗闇に咲き乱れる夜顔、暗闇に千切れ舞う手紙、青空をバックに風に乗った追伸の手紙の写真もイイ。綱渡りするように綴られる感謝と愛の…

フロントガラスの氷紋 frozen windshield

silhouette

Mt. Moiwa behind the München Bridge

置いてけぼりの大逆転

「置いてけぼり」っていいな。浮き足立って無闇に前進しようとしたってねえ。戻っておいでよ、今ここ、に、ね。 夜中に ぽつんと起きていますと 世界にひとりぼっちのように思えて とても淋しく 何かを 始めなければ。 ほんとうに 置いてけぼりのようで。だ…

M3 2007, colorful

ナツツバキ(夏椿, Japanese stewartia, Stewartia pseudocamellia) 何かないか? ないな。 セッコウボク(雪晃木, Snow berry, Symphoricarpos albus var. laevigatus) M3 2007 colorful シナノキ(科の木, Japanese linden, Tilia japonica)

一日のはじまりに

一日のはじまりに、かならずそこを見る。かつてそこにいたものが、かつてのようにそこにいることをどこかで期待している。もちろん、その期待は必ず裏切られる。それでも、毎朝寝ぼけまなこをこすりながらそこを見て、いないことを確認することが一日のはじ…

「奥様は魔女」のタイトルスクリーンで使われるフォントの原作者は不明

昨日の「奥様は魔女」のタイトルスクリーンで使われるフォント同定の記事に関して、知り合いの編集者のUさんから、タイトルスクリーンのフォントは「1964年のオリジナルのロゴそのもので、作者はOPアニメを制作したハンナ・バーベラ・プロダクション(Han…

盲目のハチ、17歳

気泡のない氷柱はほとんど宝石のように光を閉じ込める メマツヨイグサ(雌待宵草, Evening primrose, Oenothera biennis) 酸素ボンベとアセチレンボンベ 「雨」の大きな「雪」の漢字が可愛い。みぞれのようだ。ん? 何か変だな。「すてる」の漢字が土偏にな…

ハチのこと

厚い毛糸のセーターを着込んだハチ 今朝の散歩で会ったヨークシャー・テリアの老犬は、同じ所をくるくると回り続けていた。機械仕掛けの玩具のようにぎこちない動きだった。飼い主のおばあさんに尋ねた。「何歳になりますか?」「17歳よ」「えっ! 17歳! 長…

足跡

イチイ(一位, Japanese yew, Taxus cuspidata) コロラドトウヒ(Blue spruce or Colorado spruce, Picea pungens)

a curtain

Shamanistic singer Sainkho Namtchylak

サインホ・ナムチラク(Sainkho Namtchylak, born 1957)はトゥヴァ(Tuva, Тыва)出身の歌手。トゥヴァに古来から伝わるシャーマニスティックな唱法(「喉歌」)が印象的。自然のサウンドトラックのような歌声。

どんど焼き

マサキ(柾, Japanese spindle, Euonymus japonicus) どんど焼き 運勢中吉。「待人 来たらず 音信はなし」、、。 太陽 天を向く氷柱 ヒイラギ(柊, Holly olive, Osmanthus heterophyllus) バラ(薔薇, Rose, Rosa) ヤマモミジ(山紅葉, Japanese maple, …

ツララ

落雪 オオバボダイジュ(大葉菩提樹, Large-leaved Linden, Tilia maximowicziana Shirasawa) シラカバ(白樺, Japanese white birch, Betula platyphylla var. japonica)の雌花 コロラドトウヒ(Blue spruce or Colorado spruce, Picea pungens) エゾヤ…

オルタッリ家のバルサミコ酢とブラックレター

スーパーに買い物に行くと、買いもしないのに、商品のラベルを見て歩く癖があります。上の写真は目にとまったヨーロッパからの輸入品のごく一部ですが、日本製品も含めて、スーパーに並ぶ商品のラベルは、百花繚乱の眺めです。もちろん、自然の造形の妙には…

最高気温氷点下6℃

ヒイラギ(柊, Holly olive, Osmanthus heterophyllus) 逆立ちしたツララ マサキ(柾, Japanese spindle, Euonymus japonicus) イチイ(一位, Japanese yew, Taxus cuspidata) ツララ(氷柱) コリンゴ(小林檎, Japanese flowering crab, Malus sieboldi…