情報デザイン論

生を賦活する死者との対話

今日で6回目の情報デザイン論は内容的にひとつのクライマックスを迎えた。まずこれまでやったことの総復習を行い、今いる場所を確認した。板書しながらかなり気合いを入れて解説した。1時間以上経っていた。 残りの時間では、まず以前から学生たちに見せた…

死のデザイン:時間のデザイン2

明日の「情報デザイン論」では「時間のデザイン2」として、さらに根源的な視点を学びます。題して「死のデザイン」。講義のエッセンスになる文章を掲げておきます。つらつら考えておいてください。文中、「島尾ミホさん」が登場しますが、これは、私が「日…

時間のデザイン

年表や時刻表からはじまり、カレンダー、スケジュール表、予定表、日記、そして大学生の場合は学年歴、時間割、等々と、私たちは「時間」に関する数多くのデザインに囲まれて生きている。他方では、なにもしなければ「見えない時間」、歴史を顕在化させるよ…

何度でも追体験せよ!

今日はブログのレシピをOHPで大写しにしながら、板書する暇もなく、70分間しゃべりつづけ、残りの20分で「都市の深淵から 第1章荒木経維」を学生たちと一緒に観た。春学期の「情報文化論」では宇宙創世、ビッグバンから、宇宙史、生命史、人類史、そして現…

舞台裏

私の場合、(1)寝起きの台所の片隅でのコーヒータイム、(2)朝の風太郎との散歩中、(3)通勤時の運転中、そして(4)夜の風太郎との散歩中に色んなことが想起されたり、ひらめいたりすることが多く、それをちゃんと記録しはじめたのはごく最近のことだ。しかし根…

Life Design

前回の講義では上映を控えた「自画像スライドショー」について、学生たちに再度趣旨(他人の自己批評の仕方を相互に知ることを通して、自己批評をさらに一段深めることになる)を説明したところ、全員の了解が得られたので、上映した。他人の自画像を見るこ…

デジタル自画像アーカイブ計画と「世界の丸み」に気づくレッスン

昨日、言語哲学入門の準備の最後の詰めに没頭しているとき、新人ゼミ生M君が訪ねてきた。一昨日の話の続きがしたそうだったので、こちらから昨夜思いついた小さなアイデア、「デジタル自画像アーカイブ」計画について、その概要を説明した。それは先日の情報…

自画像に挑戦する

今日は授業の最後に300人超の学生たちに挑戦してもらった自画像と自己批評文に目を通すのに今までかかってしまいました。面白い。私なんかより、よほど、しっかりと自己認識できている学生が多かった。己の欠点、醜さを直視した彼らの文章は素晴らしかった。…

ひとつの答えが降臨した

明日から「情報デザイン論」という新しい講義が始まる。ITエンジニアでもデザイナーでもない哲学者(?)の私が「情報デザイン論」で一体何を教えるのか、と訝(いぶか)しまれるかもしれない。当の私自身が考え込んだ時期もあった。しかし当初から、私には…