犬を連れた奥さん

すすきのに降る雨

出張で来道中の古い友人と雨のすすきので旧交を温めた。

雪の坂道

日曜日の朝

さふらん公園のイチョウ(公孫樹/銀杏, Ginkgo, Ginkgo biloba)。薬効。 廃庭のヤマモミジ(山紅葉, Japanese maple, Acer palmatum subsp. matsumurae Ogata [syn. Acer amoenum var. matsumurae Makino])

ペンタックス測量機を覗く

(秋桜、鷹の羽薄、凌霄花) コスモス(秋桜, Cosmos, Cosmos bipinnatus) タカノハススキ(鷹の羽薄, Zebra grass, Miscanthus sinensis 'Zebrinus') ノウゼンカズラ(凌霄花, Campsis grandiflora)。薬効 測量現場。「ペンタックスですね。倍率はどの位…

ポートレート

Nさん、91歳。

釣り人

豊平川 「釣れましたか?」 「いやぁ、ウグイだけだぁ」

涼む人

ニセアカシアの木陰。藻南公園。

ストリートスナップ

歩く人たち

未熟なドングリ

路上で小さなポリ容器いっぱいのドングリを持ったNさんに出会う。「まだ未熟だが」と言ってみせてくれた。一口に「ドングリ」と言っても、木の種類によってその大きさや形は様々だ。Nさんがどんぐり公園で拾い集めたドングリはアカナラ(赤楢, Northern re…

ストリートスナップ

宝くじ売り場 タクシー乗り場 コンビニ

大きな背中

[:H500] 日曜日の朝、公園の東屋で涼んでいたNさん(九十一歳)と世間話。「暑いね」「ここは涼しい」 Nさんは自力で車椅子から下りて東屋の椅子に腰を下ろし、話し終わると自力で立ち上がり車椅子に戻った。「もう長くない」が口癖のNさん。十九歳のとき…

約束

散歩に着るジャンパーの内ポケットに一枚の写真が入ったままだ。もうひと月半になる。顔見知りのおばあさんに手渡すつもりの鷽(うそ)の写真である。病気の後遺症のせいか、会うたびにおばあさんは徐々に声を失っていった。最後に会ったのは、町がまだ根雪…

雪割草と水芭蕉と延胡索が咲き、孔雀蝶が飛ぶ

(福寿草、朝鮮姫黄楊、鴲、紫丁香花、豊後梅、瓢箪木、鬼胡桃、宿木、小林檎、雪解百合、雪割草、孔雀蝶、延齢草、真鴨、蝦夷延胡索、水芭蕉、北辛夷、手打胡桃) フクジュソウ(福寿草, Far east amur adonis, Adonis ramosa)。生薬名フクジュソウコン(…

五色の雲

五色の雲(彩雲, Cloud iridescence) 金澤夫妻 つらら サトザクラ(里桜/八重桜, Japanese cherry, Prunus lannesiana Wilson) チシマザクラ(千島桜, Japanese alpine cherry, Prunus nipponica var. kurilensis) ムクドリ(椋鳥, White-cheeked starli…

手の会話

北斗七星(Big Dipper)と北極星(Pole star ) 久しぶりに会った顔見知りの老婦人はとうとう言葉を失っていた。声を失っていた。だが、声の代わりに右手がすうーっと伸びてきて私のあご髭に優しく触れた。「大分伸びたわね。ちゃんと剃りなさい」という声が…

豊平川

(鵯、四十雀、豊平川、偽アカシア、枝垂柳、恵庭岳、空沼岳、丁香花) ヒヨドリ(鵯, Brown-eared bulbul, Hypsipetes amaurotis) シジュウカラ(四十雀, Great tit, Parus major) 豊平川、藻南橋から 豊平川、川縁で ニセアカシア(偽アカシア/針槐, Loc…

冬の風物

屋根の雪下ろし。「小坂さ〜ん、気をつけてよ」「大丈夫、大丈夫。ほら、こうして命綱も付けてるし」 そり遊び。「楽しそうだなあ」「ヘーイ」 かまくら作り。 そり滑り。さふらん公園。

諸戸カメラ店

(波来草、桐、山吹升麻、靫草、鵜松明樺、諸戸カメラ店) ナミキソウ(波来草, Scutellaria strigillosa) キリ(桐, Royal paulownia, Paulownia tomentosa)の蒴果 ヤマブキショウマ(山吹升麻, Goat's beard, Aruncus dioicus var. kamtschaticus)。生…

Café Largo in Kushiro

豊文堂二階のCafé Largo 「釧路の豊文堂とThis Is」(2012年02月09日) 先日釧路で立ち寄った豊文堂の喫茶ラルゴの紹介文の中に大きな間違いがありました。豊川大輔さん「ご夫婦」がやっている、と書きましたが、豊川大輔さんは歴とした「独身」でありました…

小林東さんとの対話

先日十年ぶりに訪れた釧路の‘This Is’で小林東さんと交わした対話の記録。小林東さんの乾いて温もりのある声と陰影に富んだ語り口に魅せられて耳を傾ける度に、それまで気づかなかった大切なことに気づくということが起こっている。 舞踏家大野一雄(1906–20…

花供養

蜂の巣の標本か、見知らぬ獣の灰と化す寸前の骨か、ヒマワリの「燃え尽きた夏の遺骸」、「巨大な夏の象徴」。 小倉在住のFloral Decorator(いけばな家)中野正三さんから「ヴァン・ゴッホの骨」と題する最新の花の作品のフライヤーが届いた。このフライヤー…

踊る婦人の肖像

そのオバさんと万が一すれ違ったときには、決して目を合わせてはいけません。なぜなら、その目の奥に引き摺り込まれて二度とこちら側に戻って来られなくなるからです。そんな噂を耳にしてから十年以上たつ。その間、私はそのオバさんを何度も見かけ、目を合…

霧笛

納沙布岬にて 2010年(平成22年)3月31日をもって海上保安庁所管の霧信号所がすべて廃止となり、それを惜しむ地元の声を拾ったニュースに耳をそばだてたことをよく覚えている。船舶の汽笛を含めて霧笛と呼ばれてきた音の信号は、霧や吹雪によって視界を遮ら…

イサオちゃん、逝く

ヤマの写真家、山口勲さんの訃報に接した。夕焼けを残して沈んでゆく太陽に永遠に置き去りにされるような寂しさを感じている。追いつけない。 静かに送る日。(読む書く歌う旅をする 〜walk on the wild side〜 by 姜信子) 山口勲写真集『ボタ山のあるぼく…

水際の旅、小島剛一さんと共に

「闘う言語学者」こと小島剛一さん、襟裳岬にて。 先週のこと、昨年秋に交わした約束通り、ストラスブール在住の言語学者、小島剛一さんが北海道にやって来た。新千歳空港の到着ロビーで初対面の小島さんを出迎え、挨拶もそこそこに、小雨模様の中、道央自動…

コーヒー・ブレイク@風樹

散歩で見つけた珈琲茶房「風樹」にはじめて入る。落ち着いた雰囲気。ボサノヴァが静かに流れていた。気に入った。店主の白井さんは物静かな紳士。4月15日に開店5周年を迎えたという。 より大きな地図で 珈琲茶房風樹 を表示

田中さん

最近よく会う田中さん。この土地では最古参のおひとり。

らーめん平凡くじら屋

昼、昨日の散歩で見つけた真駒内名店街(一瞬「迷店街」という言葉が浮んだほど、そこだけ周囲から孤立し、異質な時間がゆっくりと流れているような好きな空間だった)の「平凡くじら屋」にらーめんを食べに行った。味のある暖簾や看板をはじめ、すべてが手…

人生の胡椒、Déjeuner à Poivre

ランチセット千円也。美味かった。 オーナーシェフの小山さんは私と同郷で猫好き。東京で働いていた頃に飼っていた黒猫にまつわる悲恋物語をちょっぴり聞かせてくれた。ぼくが小山さんなら、思い出に引き摺られて、店名を「黒猫」にしちゃうだろうなと思った…