2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

憂鬱な月曜日の朝のゴーマンな独り言

いままでの自分を他人のごとく突き放して、どこまで見切ることができるか。そして新しい地平に抜けることができるか。カッコつけて言えば、そういうことが賭けられていると薄々感じています。少し前まで自分がいた、そして了解していると思っていたはずの現…

花と本

エゾアカバナ(蝦夷赤花, Broad-leaved Willowherb, Epilobium montanum) Indonésie de Patrick Blanche ドキッ。あのPatrick Blanc(http://d.hatena.ne.jp/elmikamino/20090704/p4)の本と勘違いして買ってしまった写真集。写真家Patrick Blancheだった。…

小島一郎(1924–1964)

小島一郎写真集成 青森県立美術館監修『小島一郎写真集成』(インスクリプト、2009年)204頁「下北地方/1962年頃/56.0*86.0」今年の夏、網走で(http://d.hatena.ne.jp/elmikamino/20090816/p3)出会った小島一郎の「凍(し)ばれる」写真は「熱い」。 藻…

1本のタバコ

サンパウロ在住の写真家・楮佐古晶章(かじさこあきのり)の唯一の写真集『Minha Vida』(http://www.brasil-ya.com/kajisako/)の中に「快楽」(http://www.brasil-ya.com/kajisako/47.html)と題した煙草を燻(くゆ)らすオッチャンの写真がある。添えられ…

花は枯れ、色は熟す

ムクゲ(木槿, Rose of Sharon, Hibiscus syriacus) アメリカフヨウ(亜米利加芙蓉, Common rose mallow, Hibiscus moscheutos)

日曜日の朝遅く

日曜日の朝遅く、いつものように散歩に出る。ほっとくと惨めで、荒(すさ)んだな気持ちになりかねないところを、いつものように空気の裂け目を探して歩く。乾いて埃っぽいアスファルトの上で野球に興じる三人の少年たちに出会う。声を掛けてカメラを向ける…

朝鮮紫苑、独活、針槐

チョウセンシオン(朝鮮紫苑, Aster koraiensis) ダリア(天竺牡丹, Dahlia, Dahlia pinnata) ハナツリフネソウ(花吊舟草, Poor Man's Orchid or Balfour's touch-me-not, Impatiens balfourii) シュウメイギク(秋明菊, Japanese anemone, Anemone hupe…

桑葉虫、菜亀、西洋大丸花蜂

オオイタドリ(大虎杖, Giant Knotweed, Polygonum sachalinense)。先客はクワハムシ(桑葉虫, Leaf beetle, Fleutiauxia armata)か。 ハナツリフネソウ(花吊舟草, Poor Man's Orchid or Balfour's touch-me-not, Impatiens balfourii)。毎朝挑戦するも…

言葉の力

このエントリーをアップしようとしたら、またまた恐ろしいタイミングで、下川さん(id:Emmaus)からコメントが入りました(http://d.hatena.ne.jp/elmikamino/20090829/p1#c1251552305)。下川さん、本質的には応答にもなるのではないかと思うので、このエン…

スペイン酒場で幸運の女神が微笑む

1 LAPHROAIG(ラフロイグ) 二風谷ダム 萱野茂二風谷アイヌ資料館 食堂「アイヌ料理」で注文した発音の難しい団子メニュー[} 沙流川河口 昨日、LAPHROAIG*1を手土産に東京からタクオが半年ぶりにやって来た。前回は風太郎が死んだ直後だった。千歳空港で彼…

予感

ブログは複雑である。ブログの様相は見方によって大きく変化する。それにつれて心も大きく揺れる。私は一方では、ブログを「宛先のない公開お手紙」と穏やかに呼んできた。だが他方では、ブログを「出版(の最終形態)」、「作品」、「ライフワーク」とやや…

トマトを二個もらう

M平さんちのチョウセンゴミシ(朝鮮五味子, Schisandra chinensis)の実が色づいてきた。M平夫人によれば、真っ赤になるという。 風に揺れるヒメジョオン(姫女菀, Annual fleabane, Erigeron annuus) 落ちたハナツリフネソウ(花吊舟草, Poor Man's Orch…

アフリカ金盞花,、唐菖蒲

ラベンダー(Lavender, Lavandula angustifolia) アサガオ(朝顔, Japanese morning glory, Ipomoea nil) 八重咲きのムクゲ(木槿, Rose of Sharon, Hibiscus syriacus) ゲンノショウコ(現の証拠, Dewdrop cranesbill or Thunberg's geranium, Geranium …

ブログを貶(おとし)めないために

最近の一連のやりとりの中で、「たががブログ、されどブログ」と書いたら、下川さん(id:Emmaus)には「ブログさえもったいない」と返され、中山さん(id:taknakayama)には「ブログには書けないことが多い」と返された。また、私がいわば「個人主義的かつ内…

覚悟

中山さん(id:taknakayama)、下川さん(id:Emmaus)、真摯な応答に感謝します。嬉しいです。「誤読」やすれ違いこそコミュニケーションの神髄だと改めて痛感しました。なるほど、ぼくはある意味で急いています。自覚しています。この現状に不満であり、残さ…

金蓮花、白膠木、木瓜

ムシトリナデシコ(虫取撫子, Garden catchfly, Silene armeria) イヌタデ(犬蓼, Oriental lady's thumb or longbristle smartweed, Polygonum longisetum or Persicaria longiseta) コスモス(秋桜, Cosmos, Cosmos bipinnatus) キク(菊, Garden mum or…

「そのスジの人に読んでもらえたら、本望だよ」と小坂さんは言った

Mr. K プラタナスの木の下でひと月ぶりにKさんに出会った。Kさんちのすぐそばである。私はようやく枝葉が伸びてなんとか見られる姿になったプラタナスを見上げてしゃがんで見たり立って見たり、ああでもないこうでもないと写真を撮っていた。気づかないう…

ブラックで乾杯

昨夜遅く、渋いウィスキーをぶらさげて、下川さん(id:Emmaus)が「誕生日を呪ってやる」と言って押しかけてきた。「敵」ながらアッパレ! しかし、飛んで火にいる夏の虫サ。さっそく、二人はどちらともなく「言葉なんか覚えるんじゃなかった」とかぶつぶつ…

あなたはホストにはなれない

S坂さんちのムクゲ(木槿, Rose of Sharon, Hibiscus syriacus) 「見事ですね、このムクゲ」と声をかけると、S坂夫人は笑顔で近づいてきて、こんなに沢山花をつけたのは今年が初めてだというムクゲについていろいろと話を聞かせてくれた。それはイボタの…

Art Form in Nature:Sunflower

ヒマワリ(向日葵, Sunflower, Helianthus annuus) 関連エントリー カール・ブロスフェルト(Karl Blossfeldt, 1865 – 1932)(2009年07月04日) Art Form in Nature:Dahlia(2009年07月24日) Art Form in Nature:Orchid cactus(2009年07月25日) Art F…

季節感がない

ある人が「2009年の夏は終わった」と書いていた。 なぜか非常に新鮮に響いた。 風太郎が死んだせいか、 慢性蕁麻疹のせいか、 近頃特に、そういう季節感、ケジメがほとんどなくて、 いろんなことが境界が曖昧のまま、だらだらと続いている。 あえて「2…

書きたいことが書けない理由は何か

コメント欄での中山さん(id:taknakayama)とのやりとりの中で、「ブログでは書きたいことが書けない」という中山さんの葛藤の言葉が印象的だった。俺には、書きたいけど書けないことってあるだろうか、と改めて自問した。それまでは、もっともな理由から書…

雨、グラジオラス

セッコウボク(雪晃木, Snow berry, Symphoricarpos albus var. laevigatus) グラジオラス(唐菖蒲, Sword lily, Gladiolus) フジ(藤, Japanese wisteria, Wisteria floribunda) グラジオラス(唐菖蒲, Sword lily, Gladiolus) ホザキシモツケ(穂咲下…

見えない垣根

ふと目にとまったものに近づいて、立ち止まり、ああでもないこうでもないと、普段はとらないような格好で、カメラをそれに向ける。自然と息を殺している。その時、レンズの向こう側には見知らぬ世界が開ける。草花などを撮る時にはそんな感覚がある。それに…

My Imaginary Vertical Garden3:Sさんちの垂直の庭

以前から気になっていたSさんちの野趣溢れる垂直の庭。地面から立ち上がったブドウの蔦は二階の外廊下を突き破り、屋根から張り出した格子状の棚を這い、そしてその尖端は下に垂れている。真下からも見上げる。果実はマスカットのように見えた。 関連エント…

荒野の決闘

山内さん、下川さん(id:Emmaus)、またコメント欄が次頁に隠れてしまったので、こちらに引用させていただきます。結構大事な話だと思うので。悪しからず。山内さんが登場してくれたのは、下のエントリーがきっかけでした。 魂と霊(2009年08月21日) これに…

Art Form in Nature:Sword lily

グラジオラス(唐菖蒲, Sword lily, Gladiolus) 関連エントリー カール・ブロスフェルト(Karl Blossfeldt, 1865 – 1932)(2009年07月04日) Art Form in Nature:Dahlia(2009年07月24日) Art Form in Nature:Orchid cactus(2009年07月25日) Art Form…

石川さゆりと古田りんずのデュオ

乾杯! ウイスキーがお好きでしょ 石川さゆり 2000年 Ishikawa Sayuri, 2:59 ピアノの古田りんずさん、いいでしょ。

刺青のある白い桔梗、秋明菊

昨日午後の空。日本海に水平線を見に出かけようと思い立ち、家を出たが、自宅上空に雨雲がもくもくと湧き出したのに気がついて、ベランダに干した大量の洗濯物のために家に引き返した。結局、雨は降らなかった。とほほ、、。 ヘラオオバコ(篦大葉子, Ribwor…

風にそよぐヘラオオバコ

English Plantain(Plantago lanceolata) waving in the breeze, 32sec.