朝日新聞朝刊2009年7月23日より 若者を切り捨て、働き盛りをリストラの恐怖に怯えさせ、年寄りを邪魔者扱いし、「毎年30万人を軽く越す自殺者および自殺未遂者を生み出している日本国家の不謹慎ぶり」に業を煮やした者は、不当な扱いに対する真っ当な怒りを…

ひと月前の日曜日の午後、Ｋさんとの約束（→ Ｋ劇場の秘密）を果たすべく、私は嫌がる妻を伴って、「トンチンカンの里」を訪ねた。そのときの衝撃の体験が咀嚼され消化されて、少し語れるようになるまでひと月の時間が必要だった。札幌の南の郊外、「札幌の…

ネコ（猫, Domestic cat, Felis silvestris catus） コスモス（秋桜, Cosmos, Cosmos bipinnatus） ツリガネニンジン（釣鐘人参, Bell-flower, Adenophora triphylla var. japonica） ダリア（天竺牡丹, Dahlia, Dahlia pinnata） オオイタドリ（大虎杖/大痛…

ほぼ実物大？またまたまたコンビニのくじ引きで缶珈琲が当った！ というのは嘘で、今日は一仕事終えてから自販機でこれを買った。なんと珍しいことか。缶珈琲はまず買わないし、よしんば買うとしても断じてブラックのはずなのに、迷わずやや甘のこれを買って…

ツリガネニンジン（釣鐘人参, Bell-flower, Adenophora triphylla var. japonica） コスモス（秋桜, Cosmos, Cosmos bipinnatus） オオウバユリ（大姥百合, Giant lily, Cardiocrinum cordatum var.glehnii.） バラ（薔薇, Rose, Rosa） ハナツリフネソウ（…

ユリ（百合, Lily, Lilium） コスモス（秋桜, Cosmos, Cosmos bipinnatus） 枯死芸（Death Art） 空（The sky） "Death" is "Power"（Memento-Mori） "Keep drifting, keep walking."（Memento-Mori）

昔々、マサオ君は奥さんにあることを禁止された。例えば、テレビ番組を見ているときなどに、キャスターやコメンテーターの発言を「アホか！ ったく、何バカなこと言ってんだよー」とか他人を一刀両断にするごとく口汚くののしったりすることである。傍にいる…

Chet Baker - I'm a Fool To Want You, Stuttgart 1986. チェット・ベイカーの歌声とトランペットの音をどう形容していいのか。ずっと考えるともなく考えていて、やっぱり、「悪魔の囁き」だと想い至った。究極の「優しさ」を演じる「悪魔の囁き」。そのため…

イチゲフウロ（一華風露, Siberian geranium, Geranium sibiricum） ツユクサ（露草, Dayflower/Widow's tears, Commelina communis） マツヨイグサ（待宵草, Evening-primrose or Suncups or Sundrops, Oenothera biennis） ケヤキ（欅, Zelkova tree, Zelk…

いつか長崎に行く時にはガイドブックにすることを心に決めている東松照明監修『長崎曼荼羅 東松照明の眼 1961〜』（長崎新聞新書、2005年、asin:4931493688）の中に特に強く心を惹かれ続けている二枚の写真（上、本書72頁〜73頁）がある。本書第二部「時の眼…

ツリガネニンジン（釣鐘人参, Bell-flower, Adenophora triphylla var. japonica）。「ニンジン」という名が含まれるが、キキョウ科（Campanulaceae）。

Manuel Alvarez Bravo "Los Agachados" c.1932-1934 Flor Garduño "Venus Terrae" 2001 恐ろしいタイミングで、下川さん（id:Emmaus）が「メメント・モリ（死を想え）」なメキシコの写真家二人の名前を出してくれた（http://d.hatena.ne.jp/elmikamino/20090…

アメリカオニアザミ（亜米利加鬼薊, Bull thistle or Scottish thistle, Cirsium vulgare Tenore） ヤナギハナガサ（柳花笠, Verbena, Verbena bonariensis）。別名サンジャクバーベナ（三尺バーベナ）。 トチノキ（栃の木, Japanese horse chestnut, Aescul…

雨の午後、チェット・ベイカーを偲ぶ。今、一番心にしみる歌を何度も聴きながら。ちょっと悪戯もして。若きチェット（http://www.youtube.com/watch?v=IgbPHTBiAVQ）と死ぬ直前のチェット（asin:B00028HO3Q）のデュエット。叱られそう、、。 I get along wit…

ノラニンジン（野良人参, Wild Carrot, Daucus carota）

オステオスペルマム（アフリカ金盞花, African daisy or Cape Daisy, Osteospermum ecklonis） ヤナギハナガサ（柳花笠, Verbena, Verbena bonariensis）。別名サンジャクバーベナ（三尺バーベナ）。 シチダンカ（七段花, Hydrangea serrata f. prolifera） …

クロヤマアリ（黒山蟻, Japanese wood ant, Formica japonica）とノラニンジン（野良人参, Wild Carrot, Daucus carota） オオウバユリ（大姥百合, Giant lily, Cardiocrinum cordatum var.glehnii.） コマルハナバチ（小丸花蜂, Bumblebee, Bombus ardens）…

トウグミ（唐茱萸, Goumi, Elaeagnus multiflora var. hortensis） タチアオイ（立葵, Hollyhock, Althaea rosea） ドクダミ（蕺草, Lizard tail/Chameleon plant, Houttuynia cordata） ダリア（天竺牡丹, Dahlia, Dahlia pinnata） ダリア（天竺牡丹, Dahl…

Chet Baker: "The Old Dog" 「闇の底からわきあがってくるその声は、うたがいもなく腐りきった肉体の芯をみなもととし、ただれた臓器をふるわせ、無為の心と重奏してうねり、錆びた血管をへめぐり、安物の入れ歯のすき間をぬけて、よろよろと私の耳にたっし…

アメリカオニアザミ（亜米利加鬼薊, Bull thistle or Scottish thistle, Cirsium vulgare Tenore） シナノキ（科の木, Japanese Linden, Tilia japonica）とセイヨウオオマルハナバチ（西洋大丸花蜂, Buff-Tailed bumblebee, Bombus terrestris） チョウセン…

日が落ちる頃、やきとりの大吉に集合した面々は大いに食い、大いに飲み、大いに語り合った。卒業生のモーリス（M君）も駆けつけてくれた。大吉に向かう途中でばったり出会った昔の教え子で法学部に移籍したオリーブ（Ｋ嬢）も合流した。大吉は小上がりもカウ…

ミカミ先生の春学期の授業もそろそろ終わる。今日は入門演習という一年生向けの授業の最終回だった。ミカミ先生から14人の学生ひとりひとりに忠告と激励の言葉がおくられた。そしていつものように、ひとりひとりに何気ない質問を向け、学生の口から飛び出す…

ある学生に、「ブログやってて、何がそんなに楽しいんですか？ つまんなくないっすか？」と質問されたミカミ先生、いやマサオ君は、「君ねえ、分かってないなあ」と答えたかと思うと、以下のような内容のことを一気にまくしたてた。 ブログってさ、全部自分…

昼休みに弁当を買いに行った近所のコンビニでくじ引きをしたらまた缶コーヒーが当った。複雑な気持ちである。前回当ったときはこんな様子だった。 コンビニでの会話（2009年06月05日） 今回もまた、私はよせばいいのに、「これで運を使い果たしたかなあ、、…

空き地のルピナス（昇藤, Lupin, Lupinus） Ｋさんちのダリア（天竺牡丹, Dahlia, Dahlia pinnata）。去年はピンクの大輪だった。山本純士氏の「季節の花 300」によれば、ダリアは「メキシコ原産で、メキシコの国花。18世紀にそのタネがメキシコからスペイン…

あれよあれよという間の展開だった。2009年7月8日午前、「水俣病被害者の救済及び水俣病問題の最終解決に関する特別措置法」が成立した。大きな争点になっていた政府与党案のチッソ分社化に反対していた民主党が急速に歩み寄る形で合意し、急転回の成立とな…

ヒイラギ（柊, Holly Olive, Osmanthus heterophyllus） オダマキ（苧環, Fan Columbinem, Aquilegia flabellata） ナツシロギク（夏白菊, Matricari or Feverfew, Tanacetum parthenium） キタノコギリソウ（北鋸草, Yarrow, Achillea alpina ssp. japonica…

長崎曼荼羅―東松照明の眼1961~ (長崎新聞新書 (016)) 長崎新聞社が出している長崎新聞新書016が本書『長崎曼荼羅 東松照明の眼1961〜』（2005）である。コンパクトながら、東松照明という写真家の神髄が伝わってくる良書である。東松照明は写真もよいが、そ…

……風景の中で起きる些細な出来事に心を奪われるとき、人はいっとき思い煩う心や孤独から解き放たれ、世界と自身とが平安の細い糸でつながっているような安寧（あんねい）を覚えるものだ。 藤原新也『風のフリュート』asin:4087473864 小津安二郎は人生は儀礼…