2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

犬に左手の小指を噛まれた

晴のち曇。初対面の犬に挨拶代わりに手を差し延べたら、噛まれた。飼い主は咄嗟にリードを引き厳しく叱りつけ、私に何度も謝った。大丈夫ですよ。気にしないで。私が不用意でした。じゃあ、また。左手の小指に激痛が走ったが、手袋の上からだったので傷はつ…

デザインの退化

弁当箱型 北海道の多く(一説によれば9割強)の個人住宅では暖房用にいわゆる灯油ストーブが使われています。各戸には屋外に容量200リットルくらいの灯油タンクが設置されています。現在多く見かけるのは上の写真のように弁当箱を縦に置いたような直方体の…

お前か?

いつものように藻岩神社にお参りした。境内に入り石段に近づくと広範囲に鳥の羽毛が散乱していた。一部の色合いから、三日前に近くで見かけたツグミではないかと思った。傍には猫のものとおぼしき足跡がたくさん残っていた。 藻岩神社に隣接した原生林の管理…

町内の無名のデザイナーたち2

折りたたみ式ごみステーション へー、いい感じだなあ! 昨日報告した「組み立て式ごみステーション」と同じような発想によって設計されたごみステーションだが、よりコンパクトに折り畳んで片付けることができる。デザイナーは「組み立て式」にヒントを得て…

坂口恭平と宮本常一

先日、坂口恭平さん(1978年生まれ)の仕事をごく簡単に紹介した。 究極のサバイバルのモデル(2009年02月23日) 坂口さんの仕事を知って以来、とても明るい幸福な気分が持続している。「家」とはそもそも何か。「家」はどうあるべきか。「家」から始まり「…

排雪作業中

まるで祭りの時のように、町内には「排雪作業中」の幟があちこちではためいていた。雪対策は除雪+排雪で完成する。除雪は雪を道路脇や空き地に寄せるだけで、道はどんどん狭くなる。二車線の道はほとんど一車線になる。それはそれで譲り合いの精神が町に溢…

町内の作品

驚愕の書! 爆発する怒りをかろうじて犬に向ける感情の制御が素晴らしい。

町内の無名のデザイナーたち

ごみステーションのデザインはいかにあるべきかというどうでもいいようなことにずっと関心を持ち続けて来た。個人的にはどうでもよくない、かなり重要な問題を孕んだデザインだと思っている。以前から、へえー、と感心していたごみステーションのデザインを…

まったく警戒されない

おっと、そんなところにいたか。キョートノネコボケジイガガンバレヨッテサ。ナカマニモソノムネヨロシクツタエトイテナ。(人間語訳「京都の猫ぼけ爺が頑張れよってさ。仲間にもその旨よろしく伝えといてな。」)最初目が合ったときに普遍言語でテラパシー…

気になる落とし物

何だ? この不自然な落とし物は? 網戸なんかに使うネットの切れ端が歩道脇の雪の上に落ちていた。ちょうど雪の穴をふさぐように置かれている。その穴は腕をずぼっと突っ込んで出来たように見えた。通学途中の小学生か中学生ならやりそうだ。でもその穴の上…

ツグミが一羽、トビも一羽

朝の散歩で、一羽のツグミ(鶇, Dusky Thrush, Turdus naumanni)を見かける。近くにはスズメの群がいるだけで、他にツグミは見かけなかった。栗色の羽縁、脇腹の黒斑、黄白色の眉斑が目立つ特徴。ツグミは日本全国で見られる代表的な冬鳥で、越冬中はほとん…

究極のサバイバルのモデル

Coyote No.31 特集:森の国、グアテマラへ作者: 新井敏記出版社/メーカー: スイッチパブリッシング発売日: 2008/09/10メディア: 大型本購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (10件) を見る0円ハウス作者: 坂口恭平出版社/メーカー: リトルモア発売日…

注連縄の雪。朝、藻岩神社にて。 電線の雪。夕方、自宅前にて。

ネコの町

大往生の島 (文春文庫)作者: 佐野眞一出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/05メディア: 文庫 クリック: 11回この商品を含むブログ (12件) を見る 瀬戸内海に浮かぶ周防大島の東和町は高齢化率日本一の過疎の町でありながら、実は日本一幸せな町である!と…

暴風雪

家から出られず。(追記)その後、本を読みながら、雪が小降りになるのを待つともなく待っているとき、フト窓の外を見ると、坂の下で一台の白い小型車が立ち往生しているのが目に入った。これは出番だと思って、玄関扉をなんとか押し開け、少しの隙間から外…

里見甫と甘粕正彦

誰しも薄々感じているこの日本の不透明な金回りを牛耳っている仕組み、いわゆるエスタブリッシュメント*1の裏側の仕組みを改めて知っておく時が来たと思って、色々と読みあさっているうちに、遅ればせながら、佐野眞一のノンフィクション、ルポルタージュに…

夜の散歩

朝、散歩に出られなかったので、夜の散歩に出た。道という道はますます幅が狭くなり、両脇に寄せられた雪は2メートル近い壁になっていた。静かな夜だった。冷え込んで引き締まった雪を踏みしめる靴音が、キュッ、キュッと響く。どんなに大雪に見舞われても…

松毬

細雪が降り続いている。明朝まで数十センチは積もりそうな勢いだ。mmpoloさんは北海道の雪深い町での仕事を終えて、眩しいほどの春の息吹を感じる東京に戻られたようだが(春の花)、こちらはまだしばらくは雪の中に閉じ込められたままである。藻岩神社の境…

ひなたぼっこする猫

どんな風雪にも堪えてすくっと立ち続ける枯れたオオウバユリ(大姥百合, Giant lily, Cardiocrinum cordatum var.glehnii.)の姿。うまく撮ることができないなあ。理由はいっぱいありすぎる。あきらめて歩き始めたら、原生林の鉄の扉の下でまん丸になった見…

現代の遠野物語

沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史作者: 佐野眞一出版社/メーカー: 集英社インターナショナル発売日: 2008/09/26メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 1,593回この商品を含むブログ (57件) を見る佐野眞一の長編ルポルタージュ『沖縄 だれにも書かれた…

カラスの足跡

札幌、晴れ。昨日までの冷え込みは少し和らぐも、藻岩山から吹き下ろす冷たい風で頬と耳が痺れる。原生林の金網越しに立ち枯れするオオウバユリを眺める。写真はうまく撮れなかった。いつものように藻岩神社にお参りする。我流の祈りを済ませて、ふと足元を…

太ったヒヨドリ

昨日からかなり冷え込んでいる。雪も降り続き、30センチほど積もった。新千歳空港発着便は運休が相次いでいるようだ。除雪が追いつかないらしい。電線に丸々と太った野鳥のカップルが止まっていた。最初はムクドリかと思ったが、よく見るとヒヨドリ(鵯, Bro…

アメ車その2:Pontiac Le Mans 1992 SE と自動車修理屋の思い出

アメリカにいたときは基本的にチャリンコ生活でしたが、一台のアメ車をただ同然で譲り受けました。名前はPontiac Le Mans 1992 SE。メーカーはあのGM。上の写真の一番手前に写っているやつです。ちなみに、私はアメリカ人の習慣に逆らっていつも必ずバック…

しっとり・もちもち肌に

乾燥肌のかゆみは少し治まりましたが、家に娘が使っていた保湿乳液が残っていたので、今晩から入浴後にそれを使ってみることにしました。謳い文句に「しっとり・もちもち肌に」とあります。こんど皆さんにお会いするころには、ワタクシのカサカサ肌はしっと…

アメ車その3

アメリカにいるときに、毎日目がとまり、ちょっと運転してみたいなあと思った手入れのよく行き届いた二台。上はアパートの敷地内で、下は大学構内で撮影した。写真では伝わりにくいだろうが、思わず手を触れたくなるほど、いいなあと感じた。何に惹かれたの…

タクオの「才能運用」論と琉夏酒店

先日、沖縄のクース(古酒)を再現した絶品の「萬虎」を土産に訪ねてくれたタクオ(平岡さん)が、その時色々と話したことをもとにして、「才能運用論」とでも言うべき新鮮な報告「再開しましょうかね、」(『takuo.. .』2009/2/16 月曜日)を上げてくれた。…

キタキツネとカラス

自宅の裏山に一匹のキタキツネを見た。何年ぶりだろう。カメラは間に合わなかった。二羽のカラスがそのキタキツネに続けざまに向かっていった。獲物として狙っているようにも、ただ追い払おうとしているようにも見えた。南北に長い裏山はカラスたちの寝床に…

かゆい

数日前から急に体のあちこちが痒くなった。調べてみたら、特に寒くて乾燥する冬によく発症する、 老人性皮膚掻痒(そうよう)症 の疑いが濃いことが分かった。老化による肌のかさつき(ドライスキン)が原因らしい。昨年まではこんなことはなかった。この1…

アメ車

車名もメーカーも未詳。2004年にアメリカに渡った時に、残念だったことのひとつは、20世紀の負の遺産の象徴ともいうべき不必要に病的に大きなアメ車をほとんど見かけないことだった。数年前にみんな日本車に買い替えたよ、と聞かされた。それでも時々アメリ…

雪の中の植物

ムクゲ(木槿, Rose of Sharon, Hibiscus syriacus)の枯れた果皮 ハクモクレン(白木蓮, Yulan magnolia, Magnolia heptapeta[denudata])の新芽