2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

友禅菊、立葵、木槿、千島マンテマ、山葡萄、釣鐘人参、瓢箪木、小林檎、大葉菩提樹、飛燕草

ユウゼンギク (友禅菊, New York Aster, Aster novi-belgii 'Long Blue') タチアオイ(立葵, Hollyhock, Althaea rosea) ムクゲ(木槿, Rose of sharon, Hibiscus syriacus) ムクゲ(木槿, Rose of sharon, Hibiscus syriacus) バラ(薔薇, Rose, Rosa…

女の世間(Women's Society)と男の孤立(Men's Isolation)の間

ある集まりを終えて楽しそうに語らいながら家路につくご婦人たち。宮本常一の言葉を思い出す。 女はまた、共同体の中で大きな紐帯(じゅうたい)をなしていたが、それは共同体の一員であるまえに女としての世間を持ち、そこではなしあい助け合っていた。(宮…

「道々の者」への挽歌

朝日新聞(夕刊)2010年8月23日 この死亡記事が目にとまった。「『大衆演劇の殿堂』と呼ばれる芝居小屋『嘉穂劇場』」の言葉に惹かれたのだろう。以前読んだ「道々の者への挽歌」である沖浦和光の『旅芸人のいた風景』を思い出していた。 旅芸人のいた風景―…

「ギンナンがもう落ちている」と中野さんは言った

イチョウ(銀杏, Ginkgo, Ginkgo biloba L.) サフラン公園入口そばの東屋に中野さんがポツンと一人で座っていた。今朝は簡易枕も持参せず、横になってはいなかった。隣に座って少し話した。ぶり返した蒸し暑さのせいだろうか、顔に疲労の色が濃い。言葉も少…

苅谷さん、語る

苅谷さんは三つ目のペースメーカーを植え込む手術を予定していたが、心臓の調子がよくなり、27日から一週間検査入院するものの、手術はしなくてすむかもしれないという。今夏の暑さが俺にはあってるのかもしれないな、と言って笑った。たしかに顔色もいい。…

塚本さんからモロッコいんげん等をいただく

散歩の往きで塚本さんに呼び止められた。通りかかるのを待っていたのよ、モロッコがたくさん生ったから持って行きなさいという。モロッコですか? そう、モロッコいんげん、ササギともいうかしら。ああ、ササギのことですか。恐縮したが、ありがたくいただく…

犬蓼、秋明菊、花浜匙、松葉海蘭、細葉海蘭、蝦夷鳥兜、柏葉紫陽花

イヌタデ(犬蓼, Oriental lady's thumb or Longbristle smartweed, Polygonum longisetum or Persicaria longiseta) シュウメイギク(秋明菊, Japanese anemone, Anemone hupehensis var. japonica) ハナハマサジ(花浜匙, Statice or Sea lavender, Limo…

故人の誕生日を祝う

AUG 21 Birthday of jazz trumpeter Art Farmer (August 21, 1928 - 1999)… Art Farmer Quartet: I Waited For You - from Sing Me Softly of the Blues (Atlantic Records, 1965) 昨日はアート・ファーマーの誕生日でした。tumblrのi12bentさんの投稿で一日…

中野さん、語る

サフラン公園の東屋で横になって涼んでいる人がいた。簡易枕持参だ。さすが、やっぱり、中野さんだった。私の敬愛する町内の世話役の一人。その行動力、活動範囲は傑出している。老人から子供まで、町内で中野さんの顔を知らない人はおそらくいない。東北訛…

秋明菊、天竺牡丹、虫取撫子、合歓木

ムラサキハナナ(紫花菜, Chinese violet cress, Orychophragmus violaceus)の長角果 オオイタドリ(大虎杖/大痛取, Giant knotweed, Polygonum sachalinense)。甘い芳香を放っている。 ホソバウンラン(細葉海蘭, Toadflax, Linaria vulgaris) シュウメ…

石の鉛筆削り

台湾のデザイナーshen-hui hsuが制作した石の鉛筆削りが目にとまる。いい感じ。文鎮(paperweight)も兼ねる優れもの。 stone pencil sharpener by shen-hui hsu

「さいたま熱中症死の76歳」に思う

たかが結婚式にとんでもない額の金と恥知らずの大勢の人間たちが動く馬鹿丸出しの光景がある一方で、ライフラインさえままならない中で人がひっそりと死んで行く痛ましい光景がある。 この新聞記事では「炎暑が牙を向いた」という安易な文学的表現が使われて…

It's a Book:ページの革命をめぐる妄想

この一枚の絵が昨日からTumblrで流れ始めた。これはアメリカでかなり評判になっている4歳児から8歳児向けの「It's a Book」と題した絵本のなかの一頁である。アマゾンの紹介ページではその絵本のビデオ・トレーラーまで用意するほどの力の入れようである。…

鬼灯、花浜匙、紫霍香薊、木槿、野茨、雪晃木、金蓮花、紫花菜、薮萱草

ホオズキ(鬼灯, Chinese lantern plant, Physalis alkekengi) ハナハマサジ(花浜匙, Statice or Sea lavender, Limonium sinuatum) ムラサキカッコウアザミ(紫霍香薊, Flossflower or Bluemink, Ageratum houstonianum) 未詳1 ムクゲ(木槿, Rose of …

残暑お見舞い申し上げます

北海道から少しは涼しい風を届けたく、、

蜘蛛の眼は可愛い

四人の写真家

ANDERS PETERSEN(born 1944 in Solna, Sweden) STEFAN BLADH(born in Sweden) arja katariina hyytiainen(born 1974 in Turku, Finland) Yusuf Sevinçli(born 1980 in Zonguldak, Turkey)

風太郎を思い出す

網戸に轡虫

クツワムシ(轡虫, Katydid nymph, Mecopoda nipponensis)

紫陽花、白花マンテマ、蝦夷禊萩、アニスヒソップ、蝦夷野紺菊、釣鐘人参

ハナイソギク(花磯菊, Chrysanthemum x marginatum)? サトイソギク(里磯菊, Dendranthema × marginatum)? アジサイ(紫陽花, Hydrangea, Hydrangea)、「富士の滝」? アジサイ(紫陽花, Hydrangea, Hydrangea) クレマチス(風車/鉄線, Clematis, Cle…

胡蝶の夢、花の夢

コチョウラン(胡蝶蘭, Moth orchid, Phalaenopsis aphrodite) 外出先で思いがけず胡蝶蘭が目にとまり、その正しく胡蝶のような形態にしばし見入った。荘子の「胡蝶の夢」を思い出し、その形態は花によって見られた夢のようなものかもしれないという考えが…

善人面

ムラサキハナナ(紫花菜, Chinese violet cress, Orychophragmus violaceus)の長角果 散歩がてら花の写真なんか撮っていると悪人とは思われず、善人だと思われて、よく声をかけられる。多くの人は外から見える外見や行動によって見えない心を推し量り、たい…

ジョナス・メカスの「ピース」公開

My Friends:I have as of now c. 2000 hours of video footage. It goes back to 1988. I decided to share some of it with you. This new series will be called PIECES. You can take a look at these pieces, which I will be adding now and then, by c…

金澤夫妻と話す

シラカバ(白樺, Japanese White Birch, Betula platyphylla var. japonica)の影 エゾノシモツケソウ(蝦夷下野草, Filipendula yezoensis) コスモス(秋桜, Cosmos, Cosmos bipinnatus) エゾノコリンゴ(蝦夷の小林檎, Manchurian crab, Malus baccata v…

胡さん、範さん、上海に帰る

半年間私のゼミに通った上海からの留学生、胡(Hu)さんと範(Fan)さんが前期の試験を終えて先日帰郷した。試験の合間を縫って、ある日の午後にささやかな送別会を催した。三年生の佐々木君と更級さんが参加してくれた。遅めの昼食に四人とも食べたことがな…

LINCOLNの影

電線の影 車庫の影 湘南ナンバーの古いLINCOLN(未詳)の影。運転席の窓は開いていて、日に焼けた若者と目が合った。「珍しい車に乗ってるね」と声をかけると、力なくえへへと照れ笑いしていた。 私の影

隼人とアイヌの邂逅

竹の民俗誌―日本文化の深層を探る (岩波新書)作者: 沖浦和光出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1991/09/20メディア: 新書購入: 3人 クリック: 7回この商品を含むブログ (14件) を見る 本書には後述するように隼人の末裔かつ竹細工師である一人の翁の北海道の…

現代の風俗嬢:遊女の系譜3

かつてどんな男や女がしでかしたことも、これからしでかすであろうことも、私にとって無関係ではないと思う私は変か(三上勝生) この時代、色んな人たちが、それぞれの生活の現場からナイーブにあるいは気取って情報発信するようになって、ちょっと愉快だ。…

汝の敵を愛せるか?

「汝の敵を愛せ」(アルフォンソ・リンギス、asin:4879848018)るか? 愛とか平和の問題は結局はそこに逢着する。そしてそれは個であることの深い自覚に連動した真の歴史の始点であるというような意味のことを辺見庸は随所で語った。例えば、 …みなともっと…

朝鮮五味子、蝦夷水元草、秋桜、細葉海蘭、独活、西洋唐花草、木立朝鮮朝顔

チョウセンゴミシ(朝鮮五味子, Schisandra chinensis) クレマチス・ローグチ(クレマチス籠口, Roguchi Clematis, Clematis 'Roguchi') ウツボグサ(靫草/夏枯草, Common selfheal, Prunella vulgaris)にノシメトンボ(熨斗目蜻蛉, Four-spotted Skimme…