生活

私のGWその3:こともあろうに...

近所のスーパーに買物に行ったときのこと。店内のペットショップコーナーの近くを通りかかったとき、カミさんは何を思ったか子犬を見ようと言い出した。心は一瞬抵抗したが、足は自然とそちらの方へ向かい、気づいたらガラスケースの前にカミさんと並んで立…

パンク余話:「甘い蜜の罠、高速道路料金値下げ」

音楽の話ではなく、車のタイヤがパンクした話です。これは雪国ではありふれた長靴の滑り止め用のスパイクです。なぜか、これが自家用車の右後輪にぶっすりと突き刺さり、タイヤはぺしゃんこになっていました。結局、タイヤが裂けていたために、修理では済ま…

水の精霊

1986年のチェルノブイリ原発事故の後、村人の強制退去・移住政策によって、原発から半径30キロ圏内の178村が廃村になった。それらは「消えた村」と呼ばれる。現在でも土壌の放射能汚染は激しく、原則として人が住むことは許されていない。しかし、知らぬ土地…

クレヨン

押し入れを整理していたら、娘たちが幼い頃使っていたクレヨンが出てきた。捨てられない。

枯死芸:悼むアート

途切れながらもまだ続けている他愛の無い私なりの自然芸術活動がある。家族からは気持ち悪いから止めてと言われ続けて、もう二年あまり。何のことはない。散歩で拾い集めた枯れた草木のパーツ(枝、蔓、落ち葉、樹皮、果実、果皮など)から一種の祭壇めいた…

男は黙って温泉とビール

今日から新学期の授業が始まった。悪い癖で気合いを入れて喝を入れまくったので、疲れた。疲れたときは温泉とビールに限る。六甲山北麓の有馬温泉に浸かり、疲れを洗い流した後で、サッポロビールをぐびっと一口。The Girl From Ipanema: The Antonio Carlos…

小さな引っ越し

上の娘は5年前に巣立ち、最近下の娘も巣立った。風太郎もあの世に旅立ったので、四半世紀ぶりに夫婦ふたりっきりになった。下の娘とは一緒に暮らしているときだって、ろくに話はしなかったが、それでも同じ屋根の下にいるだけで、気持ちはまるで違った。娘…

父親はつらいよ

最近は頭髪もさだまさしかJLGかというほど父親らしくなってきました。 高校生のときに母が死に、大学生のときに祖父母が死に、そして四年半前に父が死んで、嫌でも次は自分の番だと思い知らされた時、「父」そして「親」という言葉が重くのしかかってきた。…

四十九日

今日は風太郎の四十九日。特別なことは何もしなかった。ただ気持ちに大きな一区切りがつくのにちょうどいい時間が流れたことを噛みしめていたような気がする。mmpoloさん推薦の本を読みたくなった。

とろろ昆布

「信用」という意味の英語の credit や goodwill に相当する「暖簾(のれん)」という言葉への興味から、山崎豊子のデビュー作『暖簾』(1957年)を読んでいたら、祖父母と一緒に暮らしていた頃よく食べた、昔懐かしい、とろろ昆布を食べたくなって、仕事帰…

昭和っぽいレストラン

昨日の午後4時くらいの藻岩山方面の景色。 昨夜は、家族と待ち合わせて、次女が見つけた、いかにも昭和っぽいレストランで、昭和っぽいハンバーグを食す。私たちの他には、馴染み客らしいお年寄りが、ぽつりぽつりと三人やって来ただけだった。店内にはジャ…

まだ冬

南からのつくしや花の便りで春の気分を先取りしていたせいか、今朝の雪、吹雪には頭をガツンとやられた気分だった。ここはまだ冬だろ、冬。

暴風雪

家から出られず。(追記)その後、本を読みながら、雪が小降りになるのを待つともなく待っているとき、フト窓の外を見ると、坂の下で一台の白い小型車が立ち往生しているのが目に入った。これは出番だと思って、玄関扉をなんとか押し開け、少しの隙間から外…

しっとり・もちもち肌に

乾燥肌のかゆみは少し治まりましたが、家に娘が使っていた保湿乳液が残っていたので、今晩から入浴後にそれを使ってみることにしました。謳い文句に「しっとり・もちもち肌に」とあります。こんど皆さんにお会いするころには、ワタクシのカサカサ肌はしっと…

キタキツネとカラス

自宅の裏山に一匹のキタキツネを見た。何年ぶりだろう。カメラは間に合わなかった。二羽のカラスがそのキタキツネに続けざまに向かっていった。獲物として狙っているようにも、ただ追い払おうとしているようにも見えた。南北に長い裏山はカラスたちの寝床に…

かゆい

数日前から急に体のあちこちが痒くなった。調べてみたら、特に寒くて乾燥する冬によく発症する、 老人性皮膚掻痒(そうよう)症 の疑いが濃いことが分かった。老化による肌のかさつき(ドライスキン)が原因らしい。昨年まではこんなことはなかった。この1…

献花の一輪が今朝落ちた

時の流れは不思議で、抵抗なく振り返ることができる時もあれば、まったく振り返る気になれない時もある。そして無理矢理振り返った時に見える過去の景色はピンぼけだったり歪んでいたりした。最近になって、あまり無理せずに少しずつ振り返ることができるよ…

つかの間、鳥になる

部屋の窓からトヨタ・ビッグ・エアー(TOYOTA BIG AIR 2009 公式サイト)の滑走台の照明が見える。競技のことは詳しくは知らない。見かけは非常に派手なイベント仕立ての競技大会で、地味なスキーのジャンプ競技大会とはイメージがかけ離れているが、選手た…

ほっこりとした雪

札幌、晴れ。しばれる空気に光が踊り、眩しすぎてまともに目を開けていられない。こんな朝の雪の表情が好きだ。ふっくら、ほっこりとした雪。

平岡との再会

昨夜からやや湿った雪が降り続いている。今日は朝からすでに三回雪かきをした。体には結構キツいが一気に運動不足が解消されメタボ値が下がったようないい気分である。 一昨日のmmpoloさんに続いて、昨夜は、若い友人の平岡(takuo.. .)が東京から風太郎の…

5回目の雪かき

夕方まだ暗くなる前に雪が小降りになったのを見計らって今日5回目の雪かきをした。さすがに少々うんざりしながら。遠くの林からは強風が通り抜ける際に起こす音が巨大な生き物のうなり声か地鳴りのように響いて来る。思わずそちらの方に目をやる。時折強い…

100個の星のメッセージ

坂東さん(id:keitabando)が風太郎のお悔やみになんと100個の星を贈ってくれた。 http://f.hatena.ne.jp/elmikamino/20090202210305 彼らしい桁外れに大きな哀悼のメッセージが届いた。彼には昨年の夏に我が家で風太郎に引っ掻かれたという懐かしくも痛い思…

雪かき

当たり前のように もう必要のないはずの場所の雪かきをした私は思い出を振り払い 今起こっていることに注意を集中しようとしたが 無駄だった「会ったこともない犬の死がどうしてこんなに悲しいのか」 「飼っていた猫の死は友人の死よりも悲しい」そんな言葉…

マサオ日記

風太郎 1995.10.5–2009.2.1 享年14歳 (戒名「風狂多愛出游居士」) 一昨日2月1日夜8時に風太郎は静かに息を引き取りました。しばらくは眠っているようにしか見えませんでした。10日間のオムツ生活では、水以外は口にしませんでした。水を飲むことで体内を綺…

風太郎日記

オムツ生活10日目の昨夜8時にワタクシ風太郎は無事天国に召されました。亡骸(なきがら)は本日、荼毘(だび)にふされました。人間界のひとつのしきたりにしたがえば、享年14歳、人間の年齢に換算すると約100歳になります。大往生です。最期の時まで、マサ…

風太郎日記

こんばんは。首もすわらなくなってきた、オムツ生活9日目の風太郎です。水を飲みたい、と合図すると、傍のテーブルで言語哲学入門とかいう授業の数百人分のレーポートを時折、ほー、へえー、とか感心の声を上げながら採点しているマサオが、どれどれ、と上…

風太郎日記

こんばんは。オムツ生活8日目の風太郎です。今日の札幌は晴れでした。日中は窓から降り注ぐ日差しの中で、気持ちのいい時間をうとうとと過ごしました。外は風が冷たかったらしく、一人散歩から戻ったマサオは「外は寒いぞ、フー」と繰り返していました。お…

風太郎日記

オムツ生活7日目の風太郎です。札幌は雨です。雨音で分かります。風の音は聞こえません。眠いので、今日はご挨拶だけで失礼します。ごきげんよう。でも、やっぱり、せっかくだから一言だけ。マサオも昔はそうだったけど、人間って鈍いよね。死ぬ間際になん…

マサオ日記

風太郎が犬様らしい達観したことを語ったようですが、往生際の悪い人間のひとりとしては、なかなか悟り切ることなんてできません。どう生きるか以前にそもそも生きていること自体が奇蹟であることや、世界がどうだこうだ以前にそもそも世界があること自体が…

風太郎日記

オムツ生活6日目の風太郎です。暖かい部屋で一日中ほとんど寝て過ごしています。自力では寝返りも打てなくなりましたが、今のところマサオはおいらの面倒をよくみてくれています。ひとつだけ気がかりだったのは、マサオがおいらの世話のために、26日の夜に…