2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

自由

やりたいことがあればとことんやるしかないし、欲しいものがあれば自分で作ってしまえばいい。他人(の欲望)を代表するフリをしない。私は私を代表するだけでいい。もし他人(の欲望)を代表しようとするなら、それなりの覚悟が要る。私を捨てる覚悟。それ…

関係

私が〜であるということは、様々な関係にあるということで、それらの関係を持っていると幻想した途端、私はその幻想に振り回される。関係を持つことはできない。関係はたえず生成変化に晒されている。関係を維持するというが、それは関係の生成変化、時には…

瓦礫に

この天使はじっと見詰めている何かから、いままさに遠ざかろうとしているかに見える。その眼は大きく見開かれ、口はあき、そしえ翼は拡げられている。歴史の天使はこのような姿をしているに違いない。彼は顔を過去の方に向けている。私たちの眼には出来事の…

下北の風景

仏ヶ浦、佐井村 願掛岩近く、佐井村 大間崎、大間町 幻の大間鉄道鉄橋跡、下風呂温泉、風間浦村

青森市街地路地裏

青森市街地表通り

函館市街地歩行

函館市街地鳥瞰

時の狭間4:下北半島

三沢から普通列車で野辺地まで行き、野辺地で「快速しもきた」に乗り換えて大湊線を下北まで行った。窓を開けた。曇り空だったが寒くはなく、顔にまともに強い風を受けるのが気持ちよかった。何十年ぶりだろう。進行方向右側の席だったので、窓のすぐ外を民…

時の狭間5:青森挽歌

青森駅前からバスに乗って、20分くらいで、青森県立美術館についた。真っ白で柔らかいその建築の全体が目にしみた。まだ開館前だったが、「あおもり犬」の案内表示に誘われるように、すり鉢状に凹んだ土地につけられた階段を降りた。隣接する三内丸山遺跡へ…

時の狭間6:函館、Love is Blue、青森

青森での仕事を終えて、次の仕事の拠点である函館に向かった。青森駅から津軽線、津軽海峡線をスーパー白鳥19号に乗って函館までの所要時間は約2時間。函館駅前の市電乗り場から宿のある五稜郭公園前まで路面電車に揺られた。函館は雨だった。翌朝も小雨模…

散歩と旅

札幌に戻ると、秋祭りは終わり、藻岩神社の境内ではカラオケ大会のステージの解体作業が行われ、アパート群の解体作業は思ったほど進んではいなかったが、それでも三分の二の棟はすでに瓦礫の山と化していた。粉塵飛散防止用の覆いのあちらこちらに開いた穴…

青森土産

十和田の桜田酒店で買ったフランス産ハーフボトルのテーブルワイン。地下ワイン蔵で数年寝かされていた一本。店主が語っていた通り、ふくよかな香りと深い味わいの逸品だった。 大間崎の川畑商店で買った「大間まぐろ」手拭い、「魔除け、身代り鈴」の土鈴、…

時の狭間1

青森、函館での仕事を終えて、昨夜遅く札幌に戻った。留守中、id:Kakaさんはじめ、遠い谺のような心の奥に響き躰の芯にしみるメッセージを色んな仕方で届けてくださった方々に感謝します。ありがとう。仕事の前後に時間を作って、青森と函館を見て歩いた。特…

時の狭間2:十和田観光電鉄線

JR三沢駅を降りたら、Miss Veedlが出迎えてくれた(→ ミスビードル号物語)。十和田への接続はローカル線の十和田観光電鉄線である(→ 十和田観光電鉄)。かなりくたびれた駅舎といい、割れた窓ガラスをガムテープで補修した小さな駅長事務室といい、ロッカ…

時の狭間3:ワンダーランド

十和田駅から、小雨がぱらつく中を地図を頼りに急ぎ足で10分ほどかかって、十和田市現代美術館にたどり着いた。新しい街並の一角に、柵も塀も段差もないバリアフリーな敷地に曇り空に溶け込むような白いキューブが忽然と姿を現した。正面のガラスの壁面には…

出張中

13日までブログを留守にします。お急ぎのご用件等は携帯の方にお願いします。

まるで切れのいいセリフ書体のよう

アパート解体現場。粉塵飛散防止のための覆いの支柱が立てられていた。本格的な解体作業が始まる。 ウド(独活, Udo, Aralia cordata) ヒメジョオン(姫女菀, Annual fleabane, Erigeron annuus) ヨウシュチョウセンアサガオ(洋種朝鮮朝顔, Korean mornin…

週末は秋祭り

コスモス(秋桜, Cosmos, Cosmos bipinnatus)とバーベナ(柳花笠, Verbena, Verbena bonariensis) ブタナ(豚菜, Catsear, Hypochaeris radicata) ヒメジョオン(姫女菀, Annual fleabane, Erigeron annuus) 帆足さんちのダリア(天竺牡丹, Dahlia, Dahl…

転校生のリアリティ

遠野物語 (光文社文庫)作者: 森山大道出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/04/12メディア: 文庫 クリック: 26回この商品を含むブログ (29件) を見る 森山大道は転校生だったという。私も転校生だった。分かるような気がする。彼の写真の独特の距離感という…

まあ、かわいい!

「あんた、フリーかい?」と言われてから(http://d.hatena.ne.jp/elmikamino/20090823/p3)、塚本さんにはしばらく会わなかった。今週はじめに、畑の茄子の前にしゃがみ込んで育ち具合をチェックしているところに行き合わせた。その時は軽く挨拶だけして通…

早朝野菜をもらいに行く

私にとっては早朝の、まだ最後のちょっとHな夢を見ている頃、電話が鳴って目覚めた。帆足さんのご主人だった。これから自転車で野菜を届けるから、道を教えてもらいたいという。頭はぼーっとして働かず、ちゃんと説明できそうもなかったので、こちらからす…

別れは辛いが、、

いつも風太郎を毛だらけよだれまみれになるのも厭わずにもみくちゃにして可愛がってくれた上野さんは、古いがよく手入れされたとても良い感じのドイツ車に二〇年以上乗ってきた。しかし、最近いつの間にかその車を見なくなったと思ったら、今朝、お宅の前で…

落とし物用ハンガー

アパート解体現場 アジサイ(紫陽花, Hydrangea, Hydrangea)。「富士の滝」。7月には真っ白だった(→ 写真)。 キキョウ(桔梗, Balloon flower, Platycodon grandiflorum) 牧野さんちのシオン(紫苑, Tatarian aster, Aster tataricus) おっと、小坂さ…

We're Going Wrong

うろうろしていて、老いたジャック・ブルース(1943–)、66歳? がギターではなくピアノを弾きながら歌うあの "We're Going Wrong"に再会した。"not are we're"と言って笑いながら、60歳過ぎてこんな風に歌えるようになるなんて、なんてかっこいいんだ。爺の…

T's Gallery Vol.2

道端のアカツメクサ(赤詰草, Red clover, Trifolium pratense) 朋心寺のキバナコスモス(黄花秋桜, Sulfur Cosmos, Cosmos sulphureus) アパート解体現場 塚本さんちのイワギキョウ(岩桔梗, Mountain harebell, Campanula lasiocarpa) T's Gallery(htt…

節目

牧野さん(http://d.hatena.ne.jp/elmikamino/20090901/p2)はとても喜んでくれた。四、五日前に、牧野さんが撮り損ねたと残念がっていたトランペットの写真を数枚封筒に入れて新聞受けに挟んでおいたのだった。通称トランペットとは、巨大な黄色の花を垂れ…

すれ違い

夕方、「めんこいねえのおばあさん」こと帆足(ほあし)さんのご主人から電話があった。カミさんが取り次いだ。何事か、とちょっと不安が脳裏をよぎったが、用件を聞いて安堵した。今朝もいつものように私が花の写真を撮りに来るのを、写真のお礼の野菜を用…

記号

ときどき、自分も所詮一個の<記号>みたいなもんだという思いにとらわれる。色んな場所で変な流通の仕方をする記号。思いがけない交換に晒されることもある記号。貨幣にはなれない中途半端で出来の悪い記号。悪貨か。実名か匿名かはほとんど関係ない。それ…

読書する天使の家

道端で枯れかけていたヤグルマギク(矢車菊, Cornflower, Centaurea cyanus)のすっかり萎れた蕾が我が家で花開いた。幸せな気分。 アパート解体現場 ホオズキ(酸漿/鬼灯, Chinese lantern plant, Physalis alkekengi) かっこいいデザインのカメムシ(亀虫…