2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧
あの人と歩く夢を見た。あの人は記憶は傷のようなものだ、と繰り返しつぶやいていた。程度にはいろいろある。種類にもいろいろある。事故で負った傷、他人につけられた傷、自分で自分につけた傷、他人につけた傷、、。私にというわけでもなくぶつぶつ言った…
ツユクサ(露草, Dayflower or Widow's tears, Commelina communis) ススキ(芒/薄, Chinese silver grass, Miscanthus sinensis) ノシメトンボ(熨斗目蜻蛉, Four-spotted Skimmer, Sympetrum infuscatum)。子供の頃はクルマトンボと呼んでいた。飛行中…
廃庭を覗くとかならずミヤマカラスアゲハ(深山烏揚羽, Alpine black swallowtail, Papilio maackii)がいる。一匹のときも、二匹のときも、三匹のときもある。今朝は一匹だった。庭の半分を埋め尽くさんばかりに咲き乱れるクサキョウチクトウ(草夾竹桃, Ga…
廃庭のオオイタドリ(大虎杖/大痛取, Giant knotweed, Polygonum sachalinense)。茎には竹のような節目がある。チェーホフは極小の白い花が好きだったらしいが、丈の高さは3メートルにも及び、葉は30センチにもなる「竹を思わせる」エキゾチックな植物とし…
海女、中村とみさん(尾崎たまきオフィシャルサイト) 「海で死ねたら本望だ」が口癖だったという海女の中村とみさんが、去る6月1日に、その望み通り海で亡くなっていた。今朝の朝日新聞の小さな記事「五線譜」で知った。享年78歳。中村とみさんは、三重県志…
現代の歌姫の中にも「遊女」を彷彿とさせる歌手がいる。たとえば中島みゆき。ただし、「悪女」を歌った中島みゆきではなく、「紅灯の海」を歌った中島みゆき。 こう‐とう【紅灯】 1 赤い灯火。また、赤い紙を張った丸い小さな提灯(ちょうちん)。 2 色町…
クサキョウチクトウ(草夾竹桃, Garden phlox, Phlox paniculata) クサキョウチクトウ(草夾竹桃, Garden phlox, Phlox paniculata)にミヤマカラスアゲハ(深山烏揚羽, Alpine black swallowtail, Papilio maackii) ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙, Mo…
暑さのせいだろうか。夢ではないかと思うほど、カラスアゲハが多い。こんなに沢山のカラスアゲハを見た年はない。今朝の散歩では五ヵ所で見かけた。故塚本さんちの庭に咲く大輪の白いカサブランカと珍しい深紅のカサブランカを撮影していたら、白い方に一羽…
8月11日 支笏湖に向かう 午前4時40分、朝焼け 支笏湖畔の宿の篝火 8月12日 支笏湖から室蘭へ ブルーベリー(亜米利加酢の木, Blueberry, Vaccinium corymbosum) ミニトマト(赤茄子, Tomato, Solanum lycopersicum) ナワシロイチゴ(苗代苺, Native raspbe…
クレマチス(風車[かざぐるま]/鉄線[テッセン], Clematis, Clematis hybrida) ホオズキ(鬼灯, Chinese lantern plant, Physalis alkekengi)。生薬名サンショウコン(酸漿根)、サンショウ(酸漿)。 未詳 オドリコソウ(踊子草, Dead nettle, Lamium albu…
ところでホンマに秋なんか来るんかネェ。(南無さん) 私は秋に向かって更に加速する。(sakehamachiさん) そちらほどではありませんが、札幌も例年にくらべかなり蒸し暑い日が続いています。毎朝、汗をかきに行く覚悟で散歩に出ては、嘘ではなく優に1リッ…
『梁塵秘抄』に有名な遊女の歌がある。 遊女(あそび)の好むもの 雜芸(ざふげい) 鼓 小端舟(こはしぶね) 簦翳(おほがささ)し 艫取女(ともとりめ) 男の愛祈る百大夫 『梁塵秘抄』(380) この歌の「鼓・小端舟・簦翳・艫取女」のすべてが収められて…
ヒメジョオン(姫女菀, Annual fleabane, Erigeron annuus)とノラニンジン(野良人参, Wild Carrot, Daucus carota) カサブランカ(Casa blanca, Lilium 'Casa Blanca') ムクゲ(木槿, Rose of Sharon, Hibiscus syriacus) オオイタドリ(大虎杖/大痛取,…
高群逸枝(たかむれいつえ, 1894−1964) 当時24歳の高群逸枝の四国遍路は一人旅ではなかった。当時73歳の伊藤宮次という老人に半ば庇護されての旅だった。まるで宮次翁に弘法大師が乗り移っての「同行二人(どうぎょうににん)」のようだった。宮次翁の話を…
ダリア(天竺牡丹, Dahlia, Dahlia pinnata) やっと、アメリカフヨウ(亜米利加芙蓉, Common rose mallow, Hibiscus moscheutos)が咲いた ハイビスカス(仏桑花, Hibiscus or Rosemallow, Hibiscus rosa-sinensis) ユリ(百合, Lily, Lilium)にクロヤマ…
佐渡へのオマージュ(2010年08月03日) 上の「佐渡」に関するエントリーで、平民さん(id:heimin)が掲載されていた花の写真を思い込みで「朱鷺草(トキソウ)」と誤って書いてしまいました。正しくは、「鷺草(サギソウ)」でした。atarouさんの8月6日の日…
二週間前の日曜日、日本海方面に向かう途中、たしか当別町の山中で、こんな水田のある風景に目を奪われた。 望来の丘でアカエリヒレアシシギの群れを見た(2010年07月25日) ただし目が釘付けになったのは水田ではなく、農家の住宅から少し離れた倉庫の前に…
午前4時40分
廃庭のクサキョウチクトウ(草夾竹桃, Garden phlox, Phlox paniculata)にミヤマカラスアゲハ(深山烏揚羽, Alpine black swallowtail, Papilio maackii) ギボウシ(擬宝珠, Plantain lily, Hosta) 未詳 オニユリ(鬼百合, Tiger-lily, Lilium lancifoliu…
ひと月以上も佐々木さんに会わなかった。腰の調子が悪いのかなあ、まさかなあ、などとちょっと心配していたが、先日苅谷さんから佐々木さんはカラスを避けて原生林に面した道は歩かないようにしているようだと聞いてひと安心していた。その苅谷さんは三つ目…
夕方、雷鳴とともにスコールのような激しい雨が降りはじめた。これは子供盆踊り大会は中止だなと思った。雨があがってしばらくすると祭り囃子が聞こえてきた。7時半くらいにカメラを持ってサンダルをつっかけてサフラン公園に向かった。蒸し風呂のような空…
日の出4時35分。今日の予想最高気温は35℃。札幌では10年ぶりの猛暑日という。ヒェー。 ムクゲ(木槿, Rose of Sharon, Hibiscus syriacus) 今までハマナス(浜茄子, Ramanas Rose, Rosa rugosa Thunb.)と記載してきたが、オオタカネバラ(大高嶺薔薇, Pric…
『宮本常一が撮った昭和の情景』上巻、170頁、asin:4620606391 これは宮本常一が昭和37(1962)年夏、山口県萩市見島の宇津で撮影したもの。「漁網の上でうたた寝をする男の子。海の子はこうして育つ」というキャプションが添えられている。見島とは山口県の…
ドナルド・リチー(Donald Richie, born 17 April 1924) ジョナス・メカスの日記によれば、今、ドナルド・リチーは私の暮らす北海道の洞爺湖にいるらしい。彼からジョナスのもとに届いた絵葉書には、たしかに見覚えのある洞爺湖の中島、その向こうに見える…
廃庭のクサキョウチクトウ(草夾竹桃, Garden phlox, Phlox paniculata) 。別名オイランソウ(花魁草)。 そこにミヤマカラスアゲハ(深山烏揚羽, Alpine black swallowtail, Papilio maackii)。キアゲハよりひと回り大きい。とても優雅な飛び方をする。う…
佐渡へのオマージュ(2010年08月03日) 上のエントリーを書いた時、村崎修二さんが2000年の夏に佐渡の旅の途中で「無住のお寺ともお堂ともつかない建物」のお陰で、ちょっと大げさに言えば、命拾いした、その「お堂」のことが気にかかっていた。偶然とは思え…
キバナコスモス(黄花秋桜, Sulfur Cosmos, Cosmos sulphureus)にヘリグロチャバネセセリ(縁黒茶羽挵, Small skipper, Thymelicus sylvaticus)か ルリタマアザミ(瑠璃玉薊, Globe thistle, Echinops ritro) ギンバイカ(銀梅花, Common myrtle, Myrtus …
キバナコスモス(黄花秋桜, Sulfur Cosmos, Cosmos sulphureus) ルリタマアザミ(瑠璃玉薊, Globe thistle, Echinops ritro)が開き始めた キンミズヒキ(金水引, Hairy agrimony, Agrimonia pilosa var. japonica) カサブランカ(Casa blanca, Lilium 'Ca…
ムクゲ(木槿, Rose of Sharon, Hibiscus syriacus) ムクゲの花の 凛と咲く 夏の日 いのちを 削って 過ぎし日を 綴れ さすらいの旅の果て 蒼穹(あおぞら)の記憶を辿り ムクゲの花の うれしい夏の日 ムクゲの花の 美しい夏の日 村崎修二「猿曵き佐渡をゆく…