2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

後悔

道端で目立つようになった野菊の仲間。 ネバリノギク(粘野菊,New England Aster/Purple Dome, Aster novae-angliae)か。エゾノコンギク(蝦夷野紺菊)やユウゼンギク(友禅菊)よりも色が濃い。 「そうか、がんばるんだぞ」「どうも」 今年はこの畑で穫れ…

エリセーエフが届いた

小稲葉の若葉堂から『赤露の人質日記』が届いた。 asin:412200389X 久下戸の古本屋えんどうから『エリセーエフの生涯』が届いた。 asin:B000J8YHPC 古本屋えんどうさんは領収書を同封してくれた。

モウラから天の蛇が届いた

http://www.mohla.co.jp asin:B000J9FBAQ 著者の加藤九祚は「はしがき」の最後に気になることを書いている。 本書が、ネフスキー夫妻の生涯とその時代を理解するうえでの一助になるならば、著者の労は報いられたものと信ずる。私は本書をネフスキー夫妻と、…

こんな出会いも

無免許タクシーさん、平民金子さんに会う。いい出会いだな。 彼の写真のネガポジは『死』の匂いがする。 (平民新聞との邂逅) 僕はこういう写真を撮ってる人間です。 (写真に関する覚え書き)

中山大将、大分の粋な若造たちに会う

中山さんが颱風をものともせず、みんなに先駆けて九州は大分に単身乗り込んだ。 大分サイコーです 小野の悠ちゃんと比嘉のリュウちゃん(id:Ryu-Higa)が中山さんを熱いハートの籠った計画で迎えた。 中山タイフーンの上陸スケジュール(前日編) 「笑顔とダ…

こんな「つながり」もある

大正時代にシベリアのアムール川河口の炭坑町ニコライエフクスで起こった尼港事件(1920年)を調べていて、札幌の手稲を舞台にして起こった「軽川光風館事件」(1922年)をはじめて知った。一世を風靡したという温泉旅館「光風館」*1のことも。こんな「読ま…

田園の小さなワイン醸造所「山﨑ワイナリー」(北海道三笠市)

いままで何度か日本一小さなワイナリー、ばんけい峠のワイナリーを紹介した。 「樽人」田村修二さんに会えるかもしれない 最近、偶然もうひとつの魅力的なワイナリーの存在を知った。札幌から北へ車で一時間ほどの三笠市達布の丘陵地帯の一角にある。 田園の…

シソ、ヒメジョオン、エゾノコンギク、シュウメイギク、イヌサフラン

札幌、晴。やや暑い。風強し。 ほとんど散ってしまったシソ(紫蘇, Red Shiso, Perilla frutescens var. crispa)の花。 初夏には「猫の耳」が咲き誇っていた空き地に今はヒメジョオン(姫女菀, Annual fleabane, Erigeron annuus)が。 道端のエゾノコンギ…

ブログは仮面舞踏会か:美崎薫さんのブログ批評をめぐって

私はどんな表現もその人の人生の記録だと思っています。表現技術上の巧拙はあるにしても本質的には優劣はない、と。先日、美崎薫さんの連載をある文脈で紹介しました。 Your time is limited, so don't waste it living someone else's life.(2008年09月04…

ピースとパーツ

松田行正「Parts Catalog by Joan Miró」(『Designers' Workshop』 Jun. 2000 vol.17 no. 109 p.118) 世界はジグソーパズルのようにピースから成るのではなく*1、ジョアン・ミロの絵のようにパーツから成ると思ったのは大学生の頃だったろうか。その頃、カ…

記憶の彼方へ002:私の知らない父と私

見知らぬ若造が赤ん坊を大事そうに抱きかかえている。半世紀前の写真。撮影日時も場所も撮影者も不明。確かめる術はもうない。こういう写真はその時の体験の記憶が私のなかのどこかにしまわれている証しであると言えるのだろうか。表層では、たしかにこうい…

続シロバナヨウシュチョウセンアサガオ

一日たってさらに萎れたシロバナヨウシュチョウセンアサガオ(白花洋種朝鮮朝顔, Datura meteloides)の花。 素敵な苗字だなあ。なんて読むのだろう。「うみかわ」? 「かいかわ」? 耐震偽装問題は終わっていない、とふと思う。そう言えば、二年前札幌市は…

往復と回転:留萌神社と留萌湊神社

神社って不思議なものだと思う。寺や教会とは異質な何かがある。もちろん、融合している部分はあるが、その根源的な働きにおいて、寺や教会が人事に強く関わるとすれば、神社はその土地の自然力とその土地に住む人々の生活の複雑な絡み合いの総体を一定の方…

よかった、よかった

先月末の落雷でパソコンが壊れ、音信不通だった釧路在住のじゃこしか爺さんがようやくブログを再開なさった。よかった、よかった。嬉しい。 「ブログ再開について」(『昭和ひとケタ樺太生まれ』2008-09-16) 一部引用させていただく。 ブロガーの皆さん、本…

月からの連想

書斎で仕事中のネフスキー。大阪外国語学校時代。*1 月見遊びのせいか、いろいろと「月」づいている。『竹取物語』を思い出したり、『セーラームーン』を思い出したり、『ペーパームーン』を思い出したり、美崎薫さんが大好きらしい月のブランコに腰掛けるカ…

サーティワンクルミ(Thirty One Walnuts)

たしかサーティワンアイスクリームというのがあったけど、我が家では31個のクルミが窓辺で日干しされている。サーティワンクルミ。なかなか愉快な眺めである。サーティワン・シャドウ(ズ)、31個の小さな影も可愛い。ちなみに、サーティワンワイスクリーム…

独り観月会:「月の人」を想う

2008/09/15, 17:58:47 月を観ながら、兎が餅をついているように見えなくもないなあと思いながら、肉眼でははっきりとらえられる表面の模様が、撮れないなあ、撮れないなあと、ぶつぶつ言いながら、設定を変えては何十回もシャッターを切っていた。稲垣足穂を…

シロバナヨウシュチョウセンアサガオ?

9月14日 9月15日 9月16日 一昨日のこと、昨年はなかった場所にハッと息をのむほど美しい白い大きな花が咲いていて驚いた。微かに甘酢っぱいような鼻腔の奥をくすぐるような香りがした。麝香? シロバナヨウシュチョウセンアサガオ(白花洋種朝鮮朝顔, Datura…

写真の時間

写真は根本的に盗み撮りである。 被写体の時間を盗む行為だ。 でも、「許される」と感じる瞬間がある。 その瞬間には無意識にシャッターを切っている。 フライングしたり、その瞬間を逃すことも多い。 その瞬間に至るまでの時間、時熟? は物理的には短いか…

札幌テレビ塔と南風食堂

昨日、留萌(るもい)、増毛(ましけ)、雄冬(おふゆ)、浜益(はまます)、厚田(あつた)と車を走らせ、厚田で日の入りを拝んだ帰り道、札幌テレビ塔の背後(東側)で信号停止した。ふと見上げたそれは一瞬エッフェル塔に見えた。 次に信号で停止したとき…

クルミ洗い

今日は「クルミでスマイル、略してクルスマ」計画に備えて、拾い集めておいたクルミの皮を剥いで凹凸のある種子の表面にこびりついている果肉の繊維をタワシで擦り取ってから乾燥させた。バケツの水を20回くらい取り替えながらの屋外作業だった。真っ黒な繊…

祭りの日の朝の散歩

札幌、晴。爽やかな空気。まだ祭り囃子は聴こえない。 一週間ほど前に風太郎の写真を撮ってくれたFさん(→ 「風太郎がモデルになった日の朝」)が自宅前でこちらに背を向けて空を見上げていた。声を掛けると、待ってたんだよ、写真を渡そうと思って、と満面…

厚田村の夕日の丘で日の入りを眺める

今日はカミさんとこれを見てきました。場所は日本海に面した厚田村(あの厚田最中で有名な)の夕日の丘のパーキングエリアです。家族連れやライダーやカップルで賑わっていました。太陽が日本海に融けるように沈む瞬間をビデオ撮影しました。なかなかいいよ…

ドングリとキューピー

札幌、晴。陽射しは強く、風は涼しかった。どこからどうやって運ばれて来たのか、藻岩中学校裏門前の道路にドングリが一個(一個のドングリと書いた方が自然言語処理には優しいんだろうなとふと思う)あった。表面がかなり摩耗していて、いい味出ている。昨…

トランペットのロングトーン、四個のドングリ

夕方になるとどこからともなくトランペットやトロンボーンのロングトーンが聴こえてくる。裏山をひとつ越えた高台にある高校の吹奏楽団の部員が個人練習しているだろう。特によく聴こえるトランペットの音は十年来の耳に馴染んだ夕方の音の風景の主役になっ…

爺力全開

爺力(ジジーリョク)がちゃくちゃくとついているお陰か、なぜか忘れずに、本格的なお月見に備えて、やっぱりススキがなけりゃなあ、と思い立って、藻南公園内を流れる豊平川の河川敷にススキを数本いただきに行って来た。ついでに、やっぱり栗が欲しいなあ…

秋桜通り、タンポポの種が飛ぶ瞬間を逃す

札幌、晴のち曇。暑い。時折吹く風は秋風。 ふと振り返ると、野良人参通り(Wild Carrot Street)は完全に秋桜通り(Cosmos Street)になっていた。秋だ。 水。 システム。 タンポポの種が飛ぶ直前。その瞬間は見事に逃した。 光と影。未同定。 可憐。ダイコ…

最近驚いたのはいつですか?

人間が最も受け身になるのは驚くときであるという。*1そのとき人はもっとも深く物事を受け止める。受け入れる。驚きを忘れた世慣れた風の大人になっちゃうのは詰まらない。自分が詰まらない人間になっちゃっていることに気づかない大人ほど詰まらないものは…

僕の神様は歩く人の神様なんです。

asin:4839700966 (「パタゴニア地図」3頁) パタゴニア(Patagonia)は南アメリカ大陸の南緯40度付近を流れるコロラド川以南の地域の総称。アルゼンチンとチリの両国に跨る。... (http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%82%BF%E3%82%B4%E3%83%8B%E3%8…

笑顔のサポーター増える

花咲か爺の「つなげる」運動に、「クルミ+笑顔」だけでなく、「ドングリ+笑顔」のサポーターもぞくぞくと加勢しています。そして肌の色の違いを超えた赤ちゃんたちも(asin:4582452248)。