2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

南半球は春なんだ

坂ちゃん(id:keitabando)のオーストラリア紀行と楮佐古晶章さんの「今日のブラジル 写真日記」の写真と言葉のおかげで、同じ地球上でも南半球は春を迎えようとしているんだと今更ながら驚きつつ実感した。 春の日差しと風を浴びながら、春の陽気が心地よい…

イヌタデ

札幌、曇。野菜の直売所のメッセージボード。思わず返事をする。「分かりました」家庭菜園の野菜たちを背景に雑草のイヌタデ(犬蓼, Polygonum longisetum/Persicaria longiseta)がとても美しく見えた。

三日早かった私の月見

今年の中秋の名月、いわゆる月見の日は9月14日(日曜日)、十五夜の月すなわち満月は一日ずれて15日だそうですが*1、昨夜家族が留守だったこともあり、私はひっそりと独り月見をしていました。というのも、ふと窓の外を見ると夕闇の空に月が柔らかい光を放っ…

登山は爽快、アヒルは愉快

自宅から車で15分。八剣山果樹園を再訪した。先月訪ねたときには羊や馬にまったく相手にされなかった。そのときの記録はこちら。 「八剣山果樹園で馬と羊に出会う」(2008年08月18日) 今回の目的は運動不足解消をかねた念願の八剣山(498m)登頂。9合目く…

オニヤンマ

札幌、晴。陽射し強し。風強し。秋風。 サフラン公園で水を飲む風太郎。そのすぐ傍ではクイーンがお腹の出た恰好でスクワットをしている。一瞬、笑顔の交換をするが、それ以上立ち入るチャンスはつかめない。風太郎はだいぶ元気になりました。今朝もウンチは…

蛇の家の謎1

昨日、凄いものを見た。これです。よく見えない? じゃあ、ズームします。どう? 見えますか? なんと「蛇の家」です! これは一体全体何だと思いますか。どっかの家の庭のちょっと凝った趣味のディスプレー? そうとも言えます。そう思って通り過ぎて生きて…

映画の真実あるいは人生の遠近法

映画って、よく分からない。変な言い方だが、人生は映画みたいなもんだということを告げるために誕生したのが映画なのかもしれないと思うことがある。佐野真一が「狂気のフィルム行商人」と呼んだ映画監督渡辺文樹が軽犯罪法違反容疑で警視庁公安部に現行犯…

クルミでスマイル、略して「クルスマ」。

誰のものか分からない「正解」を無闇に求めるのではなく、自分を含めた周囲の人間が、そうだよな、と心底頷けるようないわば「納得解」を現実的に具体的に追究すること。これは一昨日紹介した『つなげる力』(asin:4163705902)の著者藤原和博さんのひとつの…

ウンチが固いのがこんなに嬉しいとは

札幌、晴。暑い。昨日ようやく風太郎のウンチが固くなってホッとしたが、今朝もまだ出るまでは少し心配だった。だが、今朝もしっかりと形のあるウンチをした。腸の状態、消化機能がだいぶ回復してきたようだ。身体の動きにも力と速さが少し戻った。それにし…

まだ見ぬ若い友人たちへ

大分で小野の悠ちゃん(id:sap0220)が一筋縄では行かない組織と個の関係を凝視し、茨城では菅原の悠ちゃん(id:alsografico)が大きすぎる自然相手に傷だらけになりながらも深い生活の基盤を整えはじめている。生活環境としてはかけ離れていても、生きる現…

夜の藻岩山

「藻岩山にて。」(『雪泥狼爪』2008-09-07) yukioinoさんの「罪な」(褒め言葉です。念のため。)エントリーのおかげで、毎晩、藻岩山の頂上にUFOが見えるようになった。コンビニまでの道すがら夜空を見上げて歩いていたら、だんだん目が慣れてきて、最初…

飛ぶ蝶の撮影はUFOの撮影より難しいかもしれない

二匹の蝶のランデブー飛行。未同定。 紋白蝶の単独飛行とその影。

記憶、その沈黙の川を遡って

この文章を書いていて、窓の外がふと明るくなったと思ったら、外灯が灯った瞬間だった。 記憶はとんでもない蘇り方をすることがあって、それは無意識をも手懐けようとする記憶使いの美崎薫さんなら「発見」と呼ぶのだろうが、例えばこんなことがあった。十年…

山葡萄

藻岩神社境内の石段に腰掛けて、『螺旋歌』(asin:4309006310)を読んでいた。「河の女神の声が静かにひびいて来た」という詩行にハッとして、豊平川が流れるあたりを見た。帰路、完熟した山葡萄(Crimson glory vine, Vitis coignetiae)の実を二房捥(も)…

見守隊(みまもりたい♡)

札幌、晴。爽やかな空気を胸一杯吸う。風太郎のウンチが二週間ぶりくらいに固くなった。腸の方もようやく落ち着いて来たようで一安心。今朝は通学中の小中学生たちにいっぱい出会った。そして小学生を見守る三人の大人にも出会った。通称「見守隊」。素敵な…

来月13歳になる風太郎より。ぼちぼちです。

心配してくれたジャックとみんなへ。おかげさまで、ひどい胸焼けは治まり、食欲も少し出てきました。昨日からまあまあの味のドライフードを食べてます。嫌いな白い錠剤が3個入ってますが、我慢して飲み込んでます。お腹のほうはまだごろごろして下痢気味で…

毎日来ます

札幌、晴。暑い。あるお宅の庭から鮭をくわえたヒグマが逃げようとしていた!トウモロコシの収穫は終わったが、直売所には簡潔で濃密なメッセージが。なぜか嬉しい。

与える力、つなげる力、破壊する力

asin:4163705902 文芸春秋の下山進さんが藤原和博さんの本『つなげる力』をポーンと送ってくれた。大きな勢いのある手書きサインが印象的な9月4日付けのワープロ書きの推薦文のカラーコピーが同封されていた。編集者(?)としての下山さんの、それこそブロ…

被写体考

「被写体」という言葉にずっと違和感を覚えていた。フレーム内に写っている何をどう見るかによって被写体は同じ一枚の写真でも千差万別だと思うからだ。しかし、写真家が「それ」と深くコミュニケートしているものは自ずとひとつの被写体としてその写真を見…

コケコッコー! 永光農園にて

所用で訪ねた札幌市郊外の有明(ありあけ)で、ふと何かを感じて立ち寄った永光(ながみつ)農園が素晴らしかった。 市街地を過ぎ、郊外の一本道をしばらく行くと石狩川水系の厚別川にぶつかった。厚別川にかかる南栄橋を渡ってすぐの右手にカエデの大木に守…

花咲か爺の幸福の哲学2:死の認識

製品は劣化し、生物は老化する。製品にも生物にも寿命がある。しかし個々の製品や生物の寿命を正確に知ることはできない。そこで、保証期間や平均寿命が実験的にあるいは統計的に推測される。製品の場合には「加速劣化試験」があるが、生物の場合には歴史的…

小金湯温泉

昨日の夕方、同い年になった妻と一緒に小金湯(こがねゆ)温泉に行って寛いできた。日帰り入浴である。小金湯温泉は、先日羊や馬と戯れた八剣山果樹園の少し先、定山渓温泉のちょっと手前にある小さな温泉郷である。我が家から車で20分。札幌の中心街からで…

花咲か爺の幸福の哲学1

人生はなかなか自分の思い通りには運ばない。そんなの当たり前。そして、しかし、そこが醍醐味。「自分の思い」にとらわれすぎると実は楽しいことがいっぱい起こっているのに気づかずに通り過ぎてしまうもんなんです。そのときまでの「自分」なんて潔く捨て…

トンボを手なづ/ずける花咲か爺

ヤンマの仲間だと思われるが、未同定。体長5cm余り。 「てなづける?てなずける?どちらですか?」(Yahoo!知恵袋) て-なず・ける ―ナヅケル [4] 【手懐ける】 (動カ下一)[文]カ下二 てなづ・く (1)うまく扱って,なつくようにする。「犬を―・ける」 (2…

風太郎がモデルになった日の朝、トウモロコシの収穫が終わっていた

札幌、曇。やや蒸し暑い。風太郎は食餌療法用の餌をだんだん口にしなくなった。昨夜から食べない。今朝は幼い頃からの大好物のパンを半切れだけ食べた。水は適度に飲む。比較的元気な様子で散歩に出た。玄関前で打ち水なさっていたFさんの奥様(→ 「イチゲ…

愛の奴隷

「フーちゃん、フーちゃん」、「風太郎、風太郎」とのたまっているワタクシのことを、「たかが犬じぇねえか、何を騒いでいるんだ!」と快く思われない方もいらっしゃることは重々承知しております。しかし、です。一緒に13年近くも暮らしておりますと「たか…

ヤマバトかな? 風太郎の食餌療法。

札幌、晴。日中は蒸し暑かった。一羽の鳩に出会った。町内で鳩を見るのは初めてだ。伝書鳩だろうか? もしかして、ヤマバトかな? 町内には「やまばと公園」と名づけられた大きな四本のプラタナスの樹が目立つ小さな公園があって、そこに立ち寄るたびに、ヤ…

Your time is limited, so don't waste it living someone else's life.

金ちゃんのトンデモナイ予感に満ちたエントリー「デジタルデータを数千年にもわたって存続させんだぞぃ」を読んだ時、なぜか美崎薫さんの連載『Lifelog〜毎日保存したログから見えてくる個性』で軽妙に綴られている「ライフログ」の運命のことを想った。 美…

幻想黄河紀行

五輪通(西野真駒内清田線)風太郎が体調を崩してからは、朝の散歩の距離がずいぶんと短くなった。こりゃまずいと思った。今の私にとっての唯一と言っていい運動の量が減って、このままだとメタボ黄色信号が点滅しかねない。ちょっと淋しいけど一人で散歩す…

メディアの寿命、私の寿命

危なっかしいことに、金ちゃんが「記録の問題」という名の大木の根っこを引き抜こうとしている。メディアの寿命をバラしちゃうよ、と発表しちゃった。まだ「まえがき」だけど、ちょっと「搦め」過ぎの余興もあって楽しめるよ。 「デジタルデータを数千年にも…