2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧
友情はあらゆる人間の経験の中でも儚いものであり、過ぎ去った夏の夜の稲妻のごとく思い出される。 ヘンリー・デイヴィッド・ソロー著、山口晃訳『コンコード川とメリマック川の一週間』304頁 Friendship is evanescent in every man's experience, and reme…
砥石山(827m)の麓に立つ。 ネコヤナギ(猫柳, Rosegold Pussy Willow, Salix gracilistyla) トドマツ(椴松, Sakhalin fir, Abies sachalinensis) コケ。未詳 黒っぽい樹皮が目立つ樹。シナノキ(科の木, Japanese Linden, Tilia japonica)か。 シソ(…
蝶番 見晴らしのよい場所に建つ物置 廃車 マユミ(檀, Japanese spindle tree, Euonymus sieboldianus) 空き家
朝の散歩でよく会う米田さんが家の前のかつてナナカマドが植わっていた歩道の小さな土の空間を花園として再生させた。昨年の秋にナナカマドは強風で幹の途中からボキッと折れ、市役所の係の人が根こそぎ回収していったという。予算の関係で、新しいナナカマ…
svetainė lietuviams…(for my Lithuanian friends) Jono Meko skersvėjo atidarymas:(The inauguration of Jonas Mekas Crosswinds Street in Užupis, Vilnius) A conversation between Leonidas Donskis and myself (in Lithuanian) on the Vilnius TV prog…
ハクセキレイ (白鶺鴒, White wagtail, Motacilla alba lugens) 豊平川 河岸の林の中の小径 エゾノカワヤナギ(蝦夷の川柳, Purple willow, Salix miyabeana Seemen) ハンノキ(榛の木, Alder, Alnus japonica)。別名ヤチハンノキ(谷地榛の木)。 オオ…
the conelike fruites of a Japanese alder (Alnus japonica) on a page of Henry D. Thoreau, Faith in a Seed (asin:1559631813) 種子のないところに植物が生えるとは思っていないが、 種子の奇蹟のような働きを私は信じている。 そこに種子があることが分…
藻岩山 中丿沢川。川に沿った古い道を探して、山の方に向かう。 山道。車はほとんど通らないようだ。通行人もいない。 こんなところに寺。知らなかった。 ? 鐘が、、。 林の中のフクジュソウ(福寿草, Far East Amur adonis, Adonis ramosa) 帰り道、山で…
Christophe Coënon, Photographie 私の経験では、旅人は一般に道について困難を誇張する。ほとんどの悪と同様に、困難は想像上のものである。なぜそんなに急ぐのか。道に迷った者が自分は道に迷っているのではないと結論を下したのなら、彼は気が転倒してい…
チオノドクサ(Glory of the Snow, Chionodoxa gigantea)。和名ユキゲユリ(雪解百合)。 札幌岳(1293m) シジュウカラ(四十雀, Great Tit, Parus major)のさえずり エナガ(柄長, Long-tailed Tit, Aegithalos caudatus) 未詳 シラカバ(白樺, Japanes…
森の中の古い石段 松本昭司さんは止まらない。松本さんが向かい歩くところに<道(Tao)>が出来る。まるで現代のタオイストだ。 昨日お知らせした「善根宿」火曜日限定オープンに続いて、「お遍路さんコース」を設けるぞーという明るい声が松本さんから届い…
苅谷さん夫妻に会う。苅谷さんはスコップと鋸を手にしていた。ちょうど畑仕事を終えたところだった。夏には三つ目のペースメーカーを植え込む手術を控えている苅谷さんだが、調子は悪くない、と言う。なぜか苅谷さんの畑を見るのが好きだ。あまり人間臭くな…
フクジュソウ(福寿草, Far East Amur adonis, Adonis ramosa) クロッカス(Crocus) 野球場 手稲山(1023.1m) 恵庭岳(1320m) 無意根山(1460.5m)か? 「無意根山」という変わった名前は、アイヌ語のムイネシリ(「箕(み、みの)の形の山」の意味)に…
Jonas Mekas' Diary, April 14, 2010 ジョナス・メカスの4月14日の日記には、昨年グリーネ・ナフタリ・ギャラリー(Greene Naftali Gallery)で開催された今は亡きポール・シャリツ(Paul Sharits, 1943–1993)の回顧展をジェラルド・オグラディ(Gerald O’G…
沖家室島、鯛の里。2009年12月撮影。 鯛の里は来年で開業20年を迎えます。 多くの皆さんにお世話になりました。 ご愛顧に感謝いたしまして、永年やってみたいと思い続けていた【善根宿】。毎週火曜日が定休日でしたが、この日を【善根宿の日】として、一組3…
サッカー場 藻岩山(531m) 神威岳(983m)、烏帽子岳(1109m)、百松沢岳(1038m)方面 硬石山(371m)
「 …… (演習室で西向きの窓の外に見える山並みを指差しながら)正面に見えるあの山が藻岩山、スキー場のゲレンデにまだ雪が少し残っているでしょ。高さは531m。その右手に、今日は雲に隠れて見えないけど、1000mを越える手稲山があるのね。そして藻岩山の左…
浄閑寺の新吉原総霊塔。2005年3月30日撮影。 「都市の深淵から」というタイトルの、今から15年前に放映されたドキュメンタリー番組を学生たちと見た。前後半に分かれている。前半では吉増剛造が都電荒川線に乗って三ノ輪橋に荒木経維を訪ね、共に下町を歩き…
昨日の雨は雪に変わった。樹々や家々の屋根は雪に覆われた。思わぬ雪景色に目が戸惑っている。すっかり春の態勢になった体がちょっと冬に引き戻される。寒さはさほど感じない。 出勤途中、車の窓越しにハナに挨拶する。 五輪通りを西から東に走り、真駒内公…
ソローはキリスト教から自由であったのみならず、ヨーロッパの文学や哲学に対しても一定の距離をとって非常に手厳しい見方をしていた。イギリスには記憶すべき韻文のただの一つもない、などと。その反面、東洋思想、とりわけインドの宗教や哲学に対する偏愛…
一時、かなり複雑なマーキング法に凝ったことがあるが、最近は、数種類の曲線を自然に遣い分ける程度に単純化している。主に基本的になぜかくるりと上下いずれかに一回転させて両側に伸びる曲線をさっ、さー、てな具合に行頭や行間の余白に引く。後から見る…
かつて、教室には魔物が住む、と書いた記憶があるが、それと紙一重の感覚として、教室には神が降りる、と感じることがたまあにある。教室で教えることを生業とする者の職業病みたいなものかもしれないし、所詮、すべては私の意識、下意識(前意識)、無意識…
シラカバ(白樺, Japanese White Birch, Betula platyphylla var. japonica) 伐採されて死んだ白樺の樹皮の切れ端を家に持ち帰った。それを一枚の紙のように木の机の上に置き、何か書けないかと思い始める。が、何か書こうとする傲慢さにふと気づいて、ただ…
Daniel Ost Official site フラワーアーティスト、ダニエル・オスト(Daniel Ost, 1955 in Sint-Niklaas, Belgium)は、花師、栗崎昇(くりさきのぼる、1937年生まれ)の弟子筋に当たる。一週間前に新聞(‘The Ashahi Shimbun GLOBE’)で大きく取りあげられ…
夕刊で目にとまった言葉。「追憶の風景……サンディエゴ(米)」、「文学とは声のこと、、」。 早朝のサンディエゴ (San Diego)市街、2005年3月19日撮影。 紙の神、紙の唄、文字の風、、、。原生林で朗読する。「インターネットによって見られた夢」に近づいて…
ソローは良心(conscience)の根拠について、その語源の通り、「共にcon-+知るscīre」つまり「分かち合う」という意味を踏まえた上で、ソフォクレスの『アンティゴネー』の一節を引きながら次のように述べた。 アンティゴネーは彼女の兄ポリュネイケースの死…
耳に気持ちのよいイントネーションって、声の波立たせる空気の魅力的な波紋のようなものだと感じる。しかも、人間の話す内容なんて高が知れているような気がするけど(あっ)、その人の声が描く形やその人の書く文字の特徴には、いわゆる知識の姿は永遠にと…
シラカバ(白樺, Japanese White Birch, Betula platyphylla var. japonica) シラカバの樹皮に何か文字を刻みたい衝動にかられるが、私の中には相応しい文字が見つからない。仕方なく、シラカバの切り株に腰掛けて、何かが声になって出てくるのを待った。出…
昨年のドングリ。「ドングリの背比べ」という言葉を思い出す。 ドングリ(団栗)はブナ科のクヌギ・カシ・ナラ・カシワ・クリなどの果実(正確には種子ではない)の総称で、狭義にはクヌギの果実を指す。ただしクリの果実は、一般的には「ドングリ」とは呼ば…