2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

シジュウカラかヒガラか

久しぶりに住宅街の電線にシジュウカラ(四十雀, Great Tit, Parus major)を見かけた(と思った)。激しく囀りながら、忙(せわ)しなく体を動かしたり、頻繁に向きを変えたりしていた。胸から腹にかけて黒く太いネクタイのような模様が見えた気がしたので…

アスファルトの円形の凹みに見知らぬ草が

札幌、曇り。朝は涼しかったが、しだいに蒸し暑くなった。藻岩山の頂上は雲に隠れていた(→ Mt. Moiwa, July 16th, 2008)。風太郎が暴露したように(「我が輩は風太郎である1」 )、たしかに散歩しているときの私はかなり怪しいということは、自分でも薄々…

赤いヒマワリ、アサガオ、アジサイ、白いコスモス

今年もドキッとした赤いヒマワリ(向日葵, Sunflower, Helianthus annuus)。フランス産のマホガニー・ベルベットか。未詳。 今年も同じ場所で咲いていた好きな色のアサガオ(朝顔, Japanese morning glory, Ipomoea nil)。本当にグローリー。明かりが灯っ…

T8サミット

T8サミット。Tは「タンポポ公園」のT。ラクダ、ライオン、カバ、ゾウ、スズメ、エゾリス、クワガタ、テントウムシという各界の代表によるタンポポ公園の環境を守るための会議。とても実りのある議論がなされていました。ヒトが入っていないからでしょうね…

私にとっての主戦場は教室である

三上はブログにうつつを抜かしておると思われる向きもあることは重々承知しておりますが、どっこい、実は私にとっての主戦場はあくまで教室であります。教室こそ、私にとっては一番大切なメディアでもあります。当たり前でしょ。そこでこそ私にとってのコア…

いざ北へ2008その15 私の秘密拉致計画その1

津軽海峡、ブラキストン線を超えて初めて北海道に上陸する方々を「札幌シュポ」前後の空き時間に、それぞれ色んな計画がおありでしょうが、その合間を縫って、せっかく私が根を下ろして生きる蝦夷地の真相に触れてもらわないわけにはいかないという思いもあ…

いざ北へ2008その13 坂ちゃんの情熱の行方

これは主に学生さん向けの情報です。7月30日開催の「札幌シュポ」に名古屋から飛んで来てくれる、坂ちゃんこと坂東さん(id:keitabando)は「未発表の学術論文を投稿・共有するサイト」My Open Archive (http://www.myopenarchive.org/)の運営で今や全国的…

オオウバユリ

札幌、晴れ。風あり。暑かった。 風に揺れるタチアオイ(立葵, Hollyhock/Althaea rosea, Althaea rosea)。 今朝は原生林の下草刈りが行われていた。原生林の中で四人、フェンスのこちら側で一人が汗だくになって、電動草刈機を左右に動かしていた。五台の…

星地図をめぐって

今日の情報文化論最終講義では、私の「星地図 The Stars Map」も一資料として使用しました。ブログを介した情報と人のつながりの広がりと深まりの意義についても話すためでした。「大分にはね、悠ちゃんとリュウちゃんでしょ、京都には山ちゃんと洋ちゃんた…

いざ北へ2008その12 金城さんのプロフィールを使って最終講義を行う

予告通り、金ちゃん(id:simpleA)のヴィジュアル系プロフィールhttp://www.geocities.jp/simpleb_test/等を教材の一部に使用して、情報文化論の最終講義を行いました。私の勝手な「金ちゃん論---ウェブ時代のひとつの生き方」、そのつたない解説に耳を傾け…

悩みと問題

仕事柄、若い人たちの悩みを聞く機会が多い。そしていつも感じる。悩みを語る言葉が非常に抽象的だなあ、と。で、いつもこうアドヴァイスする。もう少し、具体的に言ってみて。(中略)そうすると、当初もやもやとした悩みが個々の具体的な問題として姿を現…

いざ北へ2008その11 狂気の継続と極度の心配性

かつて梅田さん(id:umedamochio)が、傍からは「狂気の継続」にしか見えないかもしれない活動の大切さと並んで、極度の心配性だけが生き残る、という意味の誰かの言葉を取りあげて敷衍していたのをよく覚えています。それは私の語彙で言い換えれば、ハート…

いざ北へ2008その10 札幌シュポ旗一部変更その他

辻ちゃん(id:Ronron)と坂ちゃん(id:keitabando)の熱いリクエストを受けて、「いざ北へ2008」の目印「札幌シュポ旗」のデザインを一部変更しました。SAPPOROをsApporoに、親ヒグマだけだったのをヒグマの親子にしました。深い意味はありません。ついでに…

トウモロコシたちはどんな夢を見るのか

SJC

夜の散歩でトウモロコシ畑の前でしばらく佇んでいた。トウモロコシたちはどんな夢を見るのだろうと、考えていた。こんなことを書くと、ますます「変な奴」だと、九州の大分で「応援歌」を歌ってくれている小野さん(id:sap0220)を喜ばせてしまいそうだが、…

サボテン、ヤマブドウ

札幌、曇り。蒸し暑かった。 今が花盛りの道端のタチアオイ(立葵, Hollyhock/Althaea rosea, Althaea rosea)。接近しすぎた。 原生林のオオウバユリ(大姥百合, Giant lily, Cardiocrinum cordatum var.glehnii.)。寄り集まっていた蕾がお互いに離れ始め…

いざ北へ2008その9 金城さんのプロフィールの凄さの本質はどこにあるか

7月30日午後2時から三上研究室で始まる「シュンポシオン札幌」略して「札幌シュポ」に向けて、ちゃんと紹介してよ、という声が聴こえた気がしたので、紹介します。実は今朝、「札幌シュポ」に来てくれる金城さんからトラックバックがありました。何だろうと…

我が輩は風太郎である1

オレの飼い主ということになっているマサオはもともと変だけど最近特に変だ。誰かと喋ってるような意味不明の独り言が多いんだ。散歩の最中、こっちが忙しくしてるときにも、突然「フーちゃん、フーちゃん」って声上げたりすることもあるんだぜ。びっくりし…

ボケ酒作り2

まだ早すぎたボケ酒作りだったが... ボケ酒作り1(2008年07月05日) Flowering Quince Liquor一週間たって、床下収納から取り出して様子をみてみたら、切り分けて漬けた短期熟成用の方はホワイトリカーがすでに薄い金色になっていた。なんか嬉しい。蓋を開…

日曜日の昼下がりの散歩

日曜日の昼下がり、強い陽射しとアスファルトの照り返しに汗だくになりながら、底の薄い靴を履いて一人で町内を歩く。朝の散歩、夜の散歩のときには感じられない独特のちょっと疲れたような町の空気を吸い込む。足裏から全身に伝わる衝撃を一所懸命計算しな…

自分は人生のどん底にいると感じていたかつての私への手紙

人生のどん底についてよく考える。そのときどん底だあ、と思った世界はちょっと視点をずらしただけで全然どん底じゃなかったりする。でも、自分の力だけでは、なかなかそのことに気づけない。振り向きさえすれば、ドアは開いていて、そこから檻の外に出られ…

エクリチュールの挑戦

『平民新聞』の平民金子さん(id:heimin)にはいつも度肝を抜かれる。 「全国眉毛王選手権を開催します」(2008-07-08) 「モナ」(2008-07-12) ここまでやるか、といつも感心する。いや、本当は、こういう物言いでは、彼のエクリチュールの強度をちゃんと…

愛嬌のあるお父さんになりたい

札幌、晴れのち曇り。暑い。風あり、次第に強くなる。毎日「札幌」と書く瞬間に私はどこかで札幌にいない人になるような気がする。何言ってんだか。 可愛い「お父さん」。エプロンのロゴに注目。ご自分でセレクトなさったそうだ。写真ではちょっと構えちゃっ…

人生で一番大切なこと

人生で一番大切なこと。それは人生で一番大切なことって何か考え続けること。だよね。盛り上がりゃ、いいってもんではないけどね。一人で膝抱えてさ、淋しさ噛み締めるのも大切な時ってあるよね。でもね、盛り上がりに水注すのはかっこわるいよね。せめて、…

女と濁(にごり)

一昨日の朝日の夕刊で、坂東玉三郎の記事が目に留まった。歌舞伎座で玉三郎が演出、主演する「高野聖」が現在上演中であるという。鏡花作品は彼(彼女)のライフワークの一つである。見たいなあ、と思った。以前から玉三郎に、歌舞伎の「立女形」に興味があ…

オダマキの種子、シナノキの花の香り

(前置き)今朝は、散歩の往きで、街路樹の12本のナナカマドと1本のトチノキが業者によって剪定されている現場にたまたま行き合わせたときに受けたショックから、その前後の記録を省いて、熱い頭で前エントリーを書いてしまった。クールな頭の話を書いたばか…

ブルータス、お前もか!

札幌、晴れのち曇り。暑い。風やや強し。オー・マイ・ゴッド!なんということか。また、だ。この通りは大丈夫だと信じていたが...。いい感じに枝を伸ばし葉も繁っていた街路樹の12本のナナカマドの剪定作業現場に遭遇した。すでに作業が終わった樹は、かなり…

ペルーからのメッセージ

今まだ地球の裏側、ペルーの空港近くにいるらしい田中の陽ちゃん(id:pho)から嬉しいメッセージが届きました。陽ちゃんは7月30日に札幌に飛んできてくれる一人です。 「ブラキストン線」(『technophobia』2008-07-12) 「札幌シュポ」に行ってみようかなと…

哲学者の思想と生涯

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異邦の身体

異邦の身体作者: アルフォンソ・リンギス,松本潤一郎,笹田恭史,杉本隆久出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2005/08/20メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (11件) を見る 「個人」を身体の最も深いところで捉まえたい、そして…

熱いハートにクールな頭

三木成夫先生は、人間の体にも南と北があるんだよ,と言う。南は心臓を中心とする内蔵、北は筋肉を統括する神経中枢としての頭。そして、頭は熱くすると駄目で、お腹は冷やすと良くない。生活の知恵の言葉「頭寒足熱」は科学的にも真理だという。なるほど。 …